第1回東京マラソンが2月18日（日）に、東京で開催され大久保がフルマラソンに参加しました。制限時間が7時間と比較的緩やかで、東京都内の名所を走りながら、一流選手から一般市民まで参加する2万5000人規模の日本では初めての市民マラソンなので、昨年参加募集があり応募しました。10キロを含めて結局9万人が応募して、3万人が抽選で選ばれ、運良く当たったので出場しました。

前日（2月17日、土曜日）の午後8時までに東京ドームで受付をして、ゼッケンなどをもらわなくてはいけないので、午前中診療が終わって、午後1時に柳井駅から電車に乗り東京に向かいました。なんとか午後7時頃に東京ドームに着き、受付手続きをすることが出来ました。東京に着いた時も雨で、翌日も天気予報は雨でした。

2月18日は午前8時30分までにゴール地点で着替える荷物を預け、午前9時10分に東京都庁をスタートし、皇居へ向かって走り、日比谷公園、東京タワーの前を通過し品川で折り返し銀座へ向かい、今度は浅草の雷門まで行って銀座に戻ってきて、築地から有明の東京ビッグサイトがゴールの東京都内を回るコースになっていました。18日朝、雨の中スタート地点の東京都庁にはすでに多くの人が集まり、初めての場所なので今自分がどの地点にいるがわからず、係の人に聞きながら荷物を預け、トイレにもならんで行きました。後でテレビを見ると空いているトイレもあったようですが、雨の当たらない場所にあるトイレは人で長い行列になっていました。それから午前8時30分ごろから冷たい雨の降る中をスタート地点にならび、スタートの午前9時10分を待ちました。雨が降っていたので、薄いビニール製の上着を着ていましたが、待っている間に頭から足先までずぶ濡れになってしまいました。これならもっとちゃんとした雨具を着ておけばと思いました。スタート前の国歌や石原都知事の挨拶のあとスタートし、私は5分位してスタート地点を通過しました。最後のランナーが通過したのは20分くらいかかったと後で知りました。

スタート後は大勢のランナーの集団が走りだしました。途中は1キロごとに距離の表示があり、今の自分のペースをみながら走りました。大体1キロ6分ちょっとくらいのまあまあのペースでした。沿道には雨にもかかわらず、多くの人たちが声援を送り、ボランティアの係の人や整理の警察官など多くの人がマラソン大会に関わって、ランナー達をサポートしていました。いつもは車の通る道を走りながら、沿道には120万人とも報道された応援の人達があふれているのは、東京都内を大きな野外劇場にしたドラマのようで、早いランナーも一般市民ランナーも各々が主役になっているような感覚があり、大勢の観客で歌ったり演技をする歌手や俳優の気持ちがわかるような気がしました。

給水所は多く困りませんでした。しかし後半にはバナナなどの食べるものが置いてある予定でしたが、私達が行く頃にはほとんど無くなっており、最後の2キロあたりでバナナをほんの1切れ食べたくらいでした。あとは寒く途中のトイレの問題でした。トイレの場所は多かったのですが、地下鉄の地下のトイレまで行ったり、各場所の仮設トイレの数が少なく長く待たなければいけませんでした。ゴール前頃には薄日がさすような天気まで回復し、4時間45分ゴールすることができました。ゴール後は着替えて、新幹線に乗り柳井へ向かいました。さすがに疲れて新幹線のなかではずっとうとうとして寝ていました。
    

初めての東京マラソンは雨と天候は悪かったですが、楽しく思い出に残るマラソンで、今年の経験を生かして天候への対応を考えながら、もしも来年も抽選に当たるなら参加してみたい大会でした。