今回は夏によく食べる乾麺の取り方をポイントにしたメニューです。参加者は６名、皆以前調理実習の経験のある方でした。

調理に入る前に、栄養士さんから乾麺についての話がありました。ソーメン・うどん・そば・スパゲッティーをそれぞれ一人前一束づつ、手のひらにのせて、何gあるかクイズ形式で考えていきました。「ソーメン一束が５０gあり、それだけで一食分になります。」とか、「うどん一束が１００あり、それだけで４００kcal５単位になります。」との説明に、「この倍は食べてしまう。」と皆驚いていました。「ソーメンだけではなく、他の乾麺も同じで食べ過ぎに注意しましょう。また、麺類はそれだけですますことが多く、栄養のバランスが取りにくいので気を付けましょう。」と言われ、皆うなずいていました。作り方の説明の後、担当に分かれて作り始めました。

酢豚の肉は揚げずに、肉に片栗粉をまぶして焼いてありましたが、固くなく、また一口大の大きさがあったので満足感もありました。酢豚の中に電子レンジで柔らかくしたカボチャが入っていたのですが、甘く酢豚の酸味とよく合っていました。ゴーヤの軽い苦みが味の変化となっていて、チーズ臭くなくとてもおいしかったです。デザートのすいかもたっぷりありました。「麺料理だと、つるつると簡単にしかも麺だけ沢山食べてしまうけど、こういうふうに工夫すれば、適量の炭水化物でバランスよく、しかもお腹いっぱい食べられることがわかった。」と言われていました。趣味やマラソンの話をしながら、試食しました。また、ローカロリーの献立を出してくれるレストランの事など情報交換の場所にもなっていたようです。

ソーメンと酢豚

冷やしそうめん；そうめん（干）５０g、卵、きゅうり、青じそ、刻み海苔、ねぎ、しょうが

夏野菜の酢豚風；豚もも肉、かぼちゃ、タマネギ、ピーマン、きくらげ（干）

ゴーヤのチーズおひたし；ゴーヤ、醤油、かつお節、粉チーズ

果物；すいか（１００g）