4月6日に調理実習を行い、「お花見弁当」を作りました。8名の参加があり、内男性の参加が2名ありました。
まず初めに、最近の様子を話していきました。「毎年のことですが、正月を過ぎると血液検査の値が悪くなります。今年もここ3か月悪化したので、最近散歩をして甘い物を控えています。だから、次回の診察日が少し楽しみです。」「甘い物を我慢して、ご飯の量を減らしていたら、栄養失調気味だと言われてしまいました。もっとごはんを食べたいけれど、食べると血糖値が上がりそうで、戸惑っています。」などがありました。
献立の説明の中で、「今が旬の筍は野菜の中でも血糖値を急上昇させない食材だといわれています。うまく食事に取り入れていきましょう。今回のお弁当にもだしでしっかり煮含めた筍が入っています。」とありました。そのあと、担当に分かれて作り始めました。鮭の包み焼きを男性が担当することになり、男性の奥様と一緒に作っていきました。鮭とカレー粉をまぶした野菜をオーブンシートで丁寧に包んだ後、蒸していきました。観音開きにした鶏ささ身をすりこぎでたたき伸ばし、野菜を巻いていきました。「ささ身を伸ばすが意外と簡単にできるんですね。野菜をくるくる巻くのもおもしろい。」と言われていました。オムレツは「卵料理は火加減が難しいのでうまくできるかしら‥」と言われていましたが、きれいな色のオムレツができました。フルーツ寒天寄せは、タイマーで寒天を煮溶かす時間を計りながら作り、寒天が固まり始めた時にカットフルーツを入れて、冷やし固めました。その他の品は手の空いた人が作っていきました。盛りつけは皆でしました。レタスやあしらいの花の位置を工夫して置いていきました。参加された方のおひとりが作ってきて下さった箸袋に箸を入れ替えて、添えて完成しました。
あちこちにピンクに染まる山の景色を楽しみながら、文字通り「お花見弁当」を楽しみながら試食しました。桜麩の入ったお吸い物もいただきました。「最高のお花見弁当ですね。480kcalしかないのでこころゆくまでしっかり食べられるのがいいですね。」「カレー粉と鮭の組み合わせが面白い。」「ささ身をしっかり伸ばしても、お肉って感じがしていいです。梅肉がさわやかです。」「ご飯の量のたっぷりあって、久々に満腹になるまで食べました。」「マンナンヒカリが苦手だったけど、この炊き込みは気にならないです。」「かぼちゃにマスタードって合うんですね。」「塩こぶはよく使っていたけれど、ブロッコリーと組み合わせるのは初めてで、とてもおいしいです。」「デザートの寒天寄せはあっさりしていいですね。」などの感想がありました。食後、お抹茶とお干菓子をいただきました。
春のお花見弁当 パート3(481kcal)
きのこごはん:米(40g)、マンナンヒカリ(20g)、しめじ、えのきだけ、ゆずの皮、
鮭の包み焼きカレー風味:紅鮭(40g)、人参、タマネギ、生シイタケ、青ピーマン、カレー粉
鶏ささ身の青シソ巻き:鶏ささ身、青シソ、ネギ、にんじん、梅肉
トマト入りスペイン風オムレツ:鶏卵、トマト、バジル、かいわれ
蒸しカボチャのマスタード和え:かぼちゃ、粒入りマスタード、パセリ
たけのこの土佐煮:たけのこ、かつおぶし
塩こぶあえ:ブロッコリー、塩昆布
フルーツ寒天寄せ:オレンジ、キウイフルーツ、粉寒天、ラカントSシロップ
すまし汁:桜生麩、はなっこりー、三つ葉