平成24年6月24日(日)の糖尿病教室は食事のトピックスとして「減塩・適度な油で健康長寿」というタイトルで塩分と油の勉強をしました。31名の参加がありました。
最初に塩分濃度の異なる4種類のすまし汁を試飲し、普段自分が飲んでいるすまし汁の濃さに近いものを選んでいただきました。すまし汁の塩分濃度は?から順に?0.3%?0.6%?0.9%の順に濃くなり、?は0.3%のものにゆずの皮を入れたものでした。結果、?8名?16名?1名?5名と、その他(???の中間)1名となり、一般的なすまし汁の濃度は0.6から0.8%ですので、予想通り?が一番多いという結果になりました。塩分の話では食品に含まれる塩分の量、食品表示からの塩分の求め方の話がありました。
次に油の話では、今流行しているオリーブ油等の酸化しにくい良い油、酸化しやすい脂の話、油の上手なとり方・使い方の話がありました。鮭を従来通り油で揚げたフライとキツネ色になるまで炒ったパン粉を使い油で揚げないフライの2種類の方法で調理し、どちらか分からない様に試食していただきました。どちらが好みか聞いて手を上げてみると半数ずつの結果となり、調理法を聞いて予想外の結果に驚きの声が上がりました。
話の最後に、木村栄養士が長年使っているという家宝のような鉄製のフライパンが登場し、「鉄の補給になるはずなのに貧血になった」という話で笑いを誘い、最後は拍手で終了しました。
塩分の多い食品、油の多い食品の展示もありました。特に、マヨネーズは油の多い食品であることは分かっていますが、実際にどれくらいの油が含まれているか分かりません。今回は手作りのマヨネーズとその原料も展示し、その油の量に驚いている方もいらっしゃいました。