ウェルネスクリニック

ウェルネスクリニック

内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2012.07.17

「走って熊野古道を通って高野山に行く」第2弾

CIMG8879.JPGCIMG8894.JPGCIMG8912.JPG

今回「走って熊野古道を通って高野山に行く」第2弾として、平成24年7月14日(土)〜17日(月)にかけて、十津川温泉から熊野古道を通って高野山まで行きました。

前回、第1弾として平成24年5月2日(水)〜6日(土)にかけて、紀伊田辺駅から熊野古道(中辺路;なかへち)を通って熊野本宮大社まで行き、さらに小辺路(こへち)を通って十津川温泉まで行きました。今回はその続きとして十津川温泉からスタートして、熊野古道(小辺路;こへち)を通り高野山まで向いました。まだ梅雨が明けず、九州では大雨の被害が報道され、天気予報は曇りから少し雨の予報もあり、雨具をもって行くことにしました。荷物の量を減らし軽くすることにしましたが、やはりザックの重量は水以外で3キロがありました。

CIMG8871.JPG7月14日(土)

午前中診療をして、本日の宿泊の十津川温泉になるべく早く着くために車で新岩国駅まで行き、新幹線でこだま、広島からのぞみ、新大阪から阪和線・紀勢線で特急に乗りかえ紀伊田辺駅まで 向いました。新大阪駅に14時58分着、乗り継ぎは15時発くろしお17号、16時発くろしお19号、紀伊田辺駅に着くのが1時間違うので、だめもとで新幹線から在来線に乗り換え2分を試みることにしました。新幹線ホームの階段に近くに止まるグリーン車のドアから出て、走って階段を下り、改札を越え在来線11番ホームまで走り、出発のベルが鳴るなかをぎりぎりセーフで15時発のくろしお15号に乗ることが出来ました。紀伊田辺駅に17時6分に到着、夕食をして、宿泊する十津川温泉には午後7時半に到着しました。携帯(iPhone)は圏外でした。その後も山のなかは圏外でした。

15日(日)は36キロ先の大股バス停まで三浦峠(標高1080m)、伯母小峠(おばことうげ、標高1246m)と2つの峠を越えて行くので、午前5時過ぎにはホテルを出発することにし、夜のうちにホテルの方に朝用と昼用の弁当を作ってもらいました。山の中のルートで、地図では人家も少なく自販機を示すマークもないため、水分も2L持って行くことにしました。午後10時半には準備をして就寝しました。

CIMG8881.JPGCIMG8896.JPG7月15日(日)

午前4時15分起床、外を見ると天候はどんよりとした曇り、少し雨が降ったりしているかというような状態でした。軽くジュースや昨日作ってもらった朝用の弁当からおむすびを1個食べて、テレビを見ながら準備。午前5時スタート予定でしたが、結局5時20分にホテルをスタートしました。三浦峠(標高1080m)の登山口のある所7.3キロ先まではゆるやかなアップダウンのある車道を通り、朝も早いせいもありすれ違う車も少なく順調に進み、午前6時45分に登山口に到着しました。登山口には”熊に合った時の注意点や対処法”があり、「そうなの〜」と思いながら、鈴も持ってきていないし、まあなるようになるということでスタート。上りが始まり、分岐が何カ所かあり、地図で確認しながら進み、午前9時15分三浦峠に到着しました。東屋があり、そこで朝食用の弁当を食べ、休憩。これからは三浦口バス停までは下りで午前11時に到着。午前中には1つ峠を越えておきたかったので、予定よりも早く到着出来ました。バス停があるということは人が住んでいるということで民家がまばらにあり、やはり自販機は見当たらず、1キロ先の伯母小峠(おばことうげ、標高1246m)の登山口を目指し車道を進んで行くと、小さな雑貨屋があり、店の中をのぞくと60歳後半にみえる男性店主が奥で昼食を食べており、疲れると炭酸飲料が飲みたくなり、コーラーと念のためのお茶のペットボトルを買い、店先でイスに座って冷たいコーラを飲みながらご主人と話しをし、昨年の台風の話しやこの地域のことを20分くらいうかがいました。それから先に進むと登山口手前の民家の横にトイレがあり、水洗できれいに掃除がしてあり、さすが世界遺産だから整備してあるのだろうと思って外に出ると、民家の庭で洗濯物を女性が干しており、「冷たい物でも飲んで行きませんか」と声をかけられました。接待かと思うとトイレの前の小屋に売店と張り紙がしてあり、せっかくだから休んで行くことにしました。さっきコーラを飲んだばかりだったので、「午後の紅茶」の缶をもらい、また店の方と話しをしながら飲みました。

結局登山口についたのは午前11時50分と1キロを50分かかったことのなりましたが、まあ予定より早かったし、人とすれ違うこともなく来たので、地域のこともわかりよかったと思い、後半の上りが始まりました。午後2時過ぎに途中の広場のある所で、これまでの雨で地面や木のベンチが濡れており、石のある乾いたところに腰をかけて、周りをアブがぐるぐる飛び交うのを手で振り払いながら昼用の弁当を食べました。午後2時30分伯母小峠に到着、トイレと無人の山小屋があり、休憩をして、そのまま下るか、伯母小岳(標高1344m)に回り道をするか、案内には頂上は360度のパノラマとあり、伯母小岳に登ることにしました。頂上は眺めもよく、回り道をして良かったと思い、一息ついて別の道を下り、最初の道と合流し、急なつづら折りの下り坂を降りて、今日の目標地点の大股バス停に午後5時15分到着。

今日の宿泊場所は2キロ離れた所にある「野迫川温泉」、宿泊場所は3つくらいしかありませんでしたが、「温泉」という名前にひかれ、運動した後にゆっくりと体をほぐすことができるのはと思い、離れていますがそこに決めました。バス停から公衆電話から連絡すると迎えにきてもらえることになっており、午後5時半には到着。予定では午後6時までに宿に着けばと思っていたので、今日は予定通りに進むことが出来ました。温泉に入り、汗を流し、露天風呂もあり、ゆっくり疲れを取り、コインランドリーはありませんでしたが、お願いして旅館の洗濯機と乾燥機を使わせていただいて洗濯をし、夕食を取って午後9時には就寝しました。

本日は36キロ、51522歩でした。

CIMG8917.JPG7月16日(月)

本日は高野山まで17キロ、峠を二つ越えますが、昨日ほどの標高差はなく、時間的な余裕はありました。

午前5時起床、散歩をして、朝風呂にもはいり、ゆっくり朝食をとり、昨日の所まで車で送ってもらい、午前8時30分大股バス停をスタートしました。やはりここにも登り口に”熊に合った時の注意点や対処法”の看板があり、最初急な上りが30分続きましたが、そのあと車道の林道に合流すると緩やかなアップダウンとなり、走ることも出来、順調に進み、このペースなら昼前には高野山に着くのではと期待出来ました。しかしいいことは長く続かず、林道から別れて土の道になって、1.3キロ先で再び林道と合流する道へ戻る分かれ道の案内板を見落として、だんだんと急な下り坂になり、林道へ戻る分かれ道がなくおかしいなと思いながら45分ほどで谷までおりて、1軒家があり庭仕事をしている人に尋ねると「道を間違えているのがわかり、以前にも見落として降りてきた人がいた」ことを聞いて、またさっきの急な坂を登って45分見落とした分かれ道まで、精神的にも肉体的にもがっくりしながら「これも修行」と思い直し戻ってきました。分かれ道の案内表示は上の写真にあるように進行方向と同じ方向にあり、これが正面に向いていたら気がついたのにと1時間半のロスを恨めしく思いながら、その後は順調に進み、午後1時50分高野山に到着しました。

CIMG8923.JPG昨年の9月に続き、2度目の高野山奥の院に参拝し、昼食を食べて、南海電鉄で大阪難波駅まで行き新大阪、広島と乗り継いで柳井に午後10に戻ってきました。

これで5月、今回で熊野古道を通って紀伊田辺駅〜熊野本宮大社〜十津川温泉〜高野山に行くことは完結しました。

今日は21キロ、37957歩。2日間で57キロでした。