前川　眞知子
平成25年2月3日（日）、管理栄養士の木村さん、元周東病院管理栄養士の山根さんと3人で、岩国市周東町の西光寺山（315ｍ）へ登りました。

日差しが暖かく、春のような日でした。西光寺川のほとりを犬と散歩している方に登山口を訪ねると「西光寺山？知らんね」と言われ少し不安になりましたが、職場の人がこの近くに住んでいるので電話して教えてもらいました。

石の鳥居をくぐって歩き始めるとなだらかな落ち葉の道がありました。最近整備したような、丸太を並べた小さな橋がありました。木漏れ日が射し込む坂道に古い石の階段があり「英彦山のような雰囲気の山ですね」と木村さんが言われました。登って行くと巨大な岩があり、その下の隙間をくぐって廻り込んで岩の上のテラスへ立つと展望が開けました。すぐ下の盆地を挟んで向こうに氷室岳、高照寺山、銭壷山などが見えました。

大岩のある場所には広場があり小さな金刀比羅神社がありました。ここもピークのようです。今年の山登りの無事をお願いして、クッキーとコーヒーでゆっくり休憩し、「さて、そろそろ帰りましょう」とわたし、「まだ西光寺山の頂上へ行ってないよね」と山根さん。今日の目的は西光寺山でした。

神社の後ろに登山道がありました。滑りやすい石の上で木村さんが体勢をくずし、落ちそうになりましたが、マラソンで鍛えた筋力で持ちこたえて事なきを得ました。実は前日、わたしが「散歩程度の山だと思いますよ」と言った為、マラソンシューズで歩いておられたのです。低い山でも舐めてかかってはいけないですね。

315ｍとはいえ山頂までの道のりは長く、地域に密着した信仰の歴史を感じられるよい山でした。大岩からの眺めは目の前を遮る物がなく、景色をすべて我がものにしたような気分に浸ることができます。この山を教えてくれたＴさんに感謝します。　

下山後は、登山口から近いカントリ?キッチン「ベイ・べリー」の美味しいランチとコーヒーでゆっくりした時間を過ごして帰りました。