平成25年9月2日(月)に初回者用の調理実習を行いました。4名の参加の予定でしたが、天候、その他のことが重なったため2名の参加となりました。
まず、自己紹介を行いました。そしてせっかくの機会です。現在食事療法で困っていることをお聞きしました。「食品のグラムとカロリーがどうも結びつきません」「食事を作るのも大変ですし、色々そろえたいですが思ったよりお金がかかるんですよね」「主人がごはんをあまり食べなくなりました」などやはりお悩みがあるようです。栄養士からそれぞれアドバイスがありました。それから計量が大切ですので今日はりんごを持ってみて何グラムくらいか答えていただきました。今日のリンゴは、小ぶりなリンゴで計量してみると275g、ぴったり賞の方がいらっしゃいました。その後献立の説明がありました。「献立のポイントは、豚肉の照り焼きは見た目が良いように広げてから焼くことです。肉が焦げそうになったら油ではなく、水を加えてください。炊き合わせはだしで炊いて、最後に醤油を回しいれます。通常砂糖を使いますが、今日のものは使いません。どのような味かを知ってください。酢の物は、きゅうりは今日の分量に対して小さじ1/5の塩でよいです。この量は塩を洗い流さなくて良い量です。」などでした。さっそく調理にうつりました。豚肉の照り焼きを焼くときに、IHを初めて使うという方がおられ、私は機械は苦手です!と連呼されておりましたが、良い焼き色に焼けたようでした。その後は付け合わせのミニトマトを盛るのですが、ただ盛るのではなく安定するようおしりをはね、ヘタの青みを利用するためヘタをはね、捨てずに盛るときに上に乗せました。その様子にいたく感激しておられました。
調理後は盛り付けをして試食をしました。見た目が大切ということで、酢の物は少し口が広いガラスコップに盛りつけました。するとある方が、「ガラスコップに盛るようなアイディアはありません。そういえばどこかの少し値段の良いお店で食べたときに、ガラスコップにサラダがちょこっと盛ってあったことがありました!」「箸置きも陶器や木のものが主流ですが、今日のようなシルバーのものは初めて見ました」と感激されておられました。また、煮物もすごくきれいに盛り付けてくださったので、だしと醤油の味だけでしたが見た目で満足、おいしくいただくことができました。いつもと同じように作っただしが、今日は少しに詰まってしまったのか、みょうがを入れ香りが良かったからか、おいしくできたようでした。昨日のマラソン大会の話をしたりしながら先生も交えて試食をし、その後は恒例の先生も交えて片付けをしました。毎回先生が片付けをすることに驚かれますがやはり今回も同じようにびっくりされておられました。「普通だったら食べてすぐ逃げてよいものなのに・・・」と言われ、笑いが起こっていました。今日は人数が少ない分個人指導のような形になりましたが、じっくりお勉強できたのではないかなあと思います。
ごはん(150 g)
豚肉の照り焼き:豚肉(生姜焼き用60g)・レタス・ブロッコリー・ミニトマト
炊き合わせ:焼き豆腐 (50g)・里芋・人参・しいたけ・さやえんどう
酢の物:キュウリ・干し わかめ・しょうが
すまし汁:三つ葉、、 生麩,わかめ
果物;りんご(75g)