ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2013.11.11

miyabiでバイキング(糖尿病週間行事)

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11月14日は「世界糖尿病デー」として、ブルーをシンボルカラーとして、世界各地で糖尿病の啓蒙のためのイベントが開催されます。日本でもブルーに建物や橋などがライトアップされ、新聞やテレビでも糖尿病に関連した記事や番組が紹介されています。各地でも糖尿病に関するイベントが行われます。今回、11月11日(月)に周東総合病院と当院とが主催して、柳井のsweets&cafe miyabi(みやび)で500kcal昼食バイキングが行われました。患者さん、スタッフを含めて50名の参加がありました。

1921年カナダのバンティングとベストによりインスリンが発見され、それまでなすすべも無く亡くなっていた患者さんが助かるようになった画期的な糖尿病の治療となりました。ノーベル賞も授与されています。11月4日はバンティングの誕生日を記念して、「世界糖尿病デー」とされ、その前後を含めた1週間を「糖尿病週間」として、いろんなイベントが開催されています。

CIMG7634.JPG今回、周東病院、当院、市保健センター、県健康福祉センターなどが共催して、「みやび」の協力のもとバイキング形式の食事会を開催することになりました。平成25年11月11日(月)午前10時半より「みやび」で受付が開始となりました。来られた方から受付の後、血糖と血圧を測定しました。少し混みあい、開始予定時刻の11:00を少し過ぎてからのスタートになりました。

CIMG7646.JPGCIMG7648.JPG周東病院の中森先生が開会の挨拶をされて始まりました。そしてオリエンテーションとして、周東病院の福字看護師から糖尿病についてのクイズがありました。「インスリンの作用は?」、「HbA1cの合併症予防の値は?」、「糖尿病の治療で運動・薬物療法のもう一つは?」、「高血圧の原因は次のうちどれ?」、「梅干の塩分量は?」などの問題が出され、一人ひとり手元にある1・2・3のカードを上げていただきました。「最後の1問は正解すると景品があります」最後のクイズは「周東病院の透析患者92名のうち糖尿病性腎症が原因の方は何%でしょうか?」で、カードの空白の欄にそれぞれ記入をしました。40%ピタリ賞が4名いらっしゃり、景品をもらっておられました。

 

 

CIMG7649.JPGCIMG7655.JPGその後今回献立を立てられた「みやび」の管理栄養士でもある倉光さんから料理のポイントの説明がありました。主菜の蓮根と豆腐の和風ハンバーグ、鰆の甘露醤油蒲焼どちらも下味をつけてひと晩置くことで、味付けでの塩分を薄くすることができ、ソースもとろみのあるものを利用することで舌に残りやすくし、更なる減塩につながるようです。「楽しんでおいしく食べていただけたら嬉しいです」とのことでした。それから周東病院の河村栄養士からバイキングのとり方説明がありました。今回のバイキングは、ごはんは全員共通の130g、メインディシュは受付時に肉か魚から選び、副菜をバイキングで80kcal程度とり、そして食後のデザートは全員共通でノンオイルのシフォンケーキとノンオイルのラスク、コーヒーで合計500kcalになります。取る量も料理の横に見本があり、それくらいを取ると表示してあるカロリーになるということでした。

 

CIMG7651.JPGCIMG7653.JPG説明の後、各グループ担当の栄養士と料理を取る前に副菜で80kcalになるようとりたいものを選んでいただき、決まってからとりに行きました。大体とりに行く時間がどの班も同じくらいになってしまい、料理を目の前にして、たくさんの人が一気に集まり、とり台の回りがごった返していました。やはりフライやポテトサラダは副菜の中では高カロリーとなっていたので選ぶ人が少なく、エネルギーの少ないものでいろんな種類をとるという人が目立ちました。大方グループの人がとり終えてからメインディシュが運ばれてきました。主菜はどうやら肉より魚を選んだ方が多かったようです。少しお待ちになった人もいたようでしたが、グループで何を取ったかなどワイワイとしゃべっておられました。今回は外食気分を味わうということで、患者さんのみで食事をするようになっていたので食事中の会話は分かりませんが、倉光さんが各グループを周り、作り方や機会があればまた「みやび」にいらしてくださいと話をされておられました。食べ終わってからコーヒーとシフォンケーキが運ばれてきました。

DSC01009.JPGDSC01016.JPGその間に当院の木村栄養士からカロリーダウンのポイントの話がありました。「揚げ物は表面積が小さくなるほど給油率が高くなります。フライドポテトは油を飲んでいるようなものです。」「この白菜は何グラムだと思いますか?」「この大根は何グラムだと思いますか?当たった人には大阪マラソン第一回記念のタオルを差し上げます。」と言われ景品がかかると目の色を変えて患者様が答えておられました。ピタリ賞が出ずに、最初に近いで賞で1.5kgの人にタオルを渡そうとすると、「私、1.6kgといいました!」との声があがり、2名の方にタオルが渡されていました。スタッフのある方が、昨日の笑点より面白いと言っておりましたが、患者さんもシフォンケーキを食べる手をとめ、木村栄養士の話を聞き入っているのが印象的でした。最後に大久保院長の閉会の挨拶、集合写真を撮って午後1時過ぎに解散となりました。皆さん満足そうな顔で帰っていかれました。