平成25年11月25日に調理実習を行い｢穴子丼｣を作りました。年内最後の調理実習で、参加者は7名でした。

最初にロコモチェックを行いました。「当てはまる項目があれば指を折ってください。」と栄養士が7項目のチェック表を読み上げていき、ある方に代表で何個当てはまったか言っていただきました。すると「そういえば階段の手すりは、ついあるから、つかまってあがっています。」とのことでした。「歳をとったらバランス感覚が失われ、よく年配者が左右に揺れてがに股で歩いていますよね。貯筋が必要です。特に鍛えていただきたいのは大腿四頭筋です。ここを鍛えるにはスクワットをすることが必要です。スクワットはウォーキングのように面白くないトレーニングですが大切です。」そのほかに、前日に健康運動指導士の講習会を受けられた木村栄養士が「今の若い人で、ペターと座るいわゆるお姉さん座りをしている人が多いようですが、私はできません。本来、体の構造を考えると難しいようです。これが出来る人は体がどうにかなっているらしいですよ。」と言われていました。その後献立の説明があり、さっそく調理にうつりました。

穴子丼は分量どおりの薬味を限りなく細く細く切ることが美味しくできるポイントです。アナゴは味付けのものを購入したので、一度軽く洗い、グリルで焦げ目がつくまで焼き細く切り、錦糸卵も手慣れた様子で薄く焼き細く切っておられました。玉ねぎサラダ担当の方は調理が非常に得意のようで、薄切りの玉ねぎも非常に薄く切っておられました。しらたきの海苔巻きはしらたきを熱湯で茹で、熱いうちにほぐした明太子と和えるのですが、前回しらたきが長すぎて、のりに収まりきらず明太子を和えたものを切らなくてはならなく苦労しておられたので、今回は茹でる前に長さを少し切って作りました。担当の2名と手が空いた方の3名で海苔で巻きました。3人の役割分担が良かったのか、手際よくワイワイ楽しそうに巻いていました。付け合わせの蛇腹きゅうりに苦戦しておられるのが印象的でした。味噌汁は手の空いた人、梨のコンポートは炊くだけなので先に作らせていただきました。11時半ころに大方の作業を終了することができました。それから全員で盛り付けをしました。「ごはんは、私のはこんなにあるんですが・・・」「全部盛りつけると見た目が多いようです。」などと、ご飯150gで通常のどんぶりより量が少ないですが、薬味が多いからか、量が多く見えるといったことを言っておられました。盛り付け後は試食をしました。「わさびをたくさん入れたほうがおいしいですよ。よくかき混ぜてから食べてください」ということで皆さんわさびを1.5?2センチ近く入れているようでした。わさびが利きすぎてなみだ目になっている方もおられ、笑いが起きていました。「しらたきの海苔巻きはこのままでもよいですがポン酢をかけるとまた違った味ですね」「穴子丼おいしいです」「なしのコンポート味がちょうどよいです」など感想を言われていました。試食中は前日にNHKの認知症の特集があり、その話がありました。また簡単に死ねる薬は無いかという話が出て、「ある人に薬を飲んで20分後に死ねるという薬があれば私だったら飲んで棺おけに自分で入って・・・という話をしたら、そういう人に限って直前に逃げるなど言われました。」という話から、「老い先短いから・・・といいながら薬を飲んでいる」「そういう人に限って長生きする」など好き放題の話が出ました。そしていつもこのメンバーでは漫才が始まります。「大島では飛行機のANAやJALの文字がはっきり見えるんですよ。騒音がすごいです」という話から岩国基地→上関原発の話となり、だんだん政治の話になり「前は小泉元首相が嫌いだったけど今は好き」、ちょうど選挙カーが近くを通ったのか？「市議会委員の人数が多くないか」→「そしたらあなたが出たらどうか？」など言いたい放題はなされていました。言い回し方が面白く笑いが起きていました。最後には「あなたとは気が合いそうです。」と言われていました。またこのグループでは、いつも夫婦漫才も見ることが出来てにぎやかです。片付けのときに、「ストレスが軽減されたから来てよかった」といわれすかさず「あれだけしゃべればね」と奥様の鋭いツッコミが入っていました。

 穴子丼と梨のコンポート(495kcal)

穴子丼；ごはん、穴子、酒、醤油、ラカントS、だし、卵、カイワレ、しそ、みょうが、しょうが、ねぎ、わさび、のり

しらたきの海苔巻き；しらたき、辛子めんたい、焼きノリ、青梗菜、きゅうり、ミニトマト

玉ねぎサラダ；赤玉ねぎ、玉ねぎ、ケッパー、ワインビネガー、粒マスタード

きのこの味噌汁；赤味噌、生シイタケ、ブナシメジ、なめこ、はねぎ

梨のコンポート；梨、ラカントシロップ、レモン