「自転車で北海道一周」の第6弾として、平成27年9月20日（日）から23日（水）まで、シルバーウイークを利用して、釧路から襟裳岬の手前の広尾まで行きました。9月22日（火）は音別から広尾まで行きました。

午前5時起床、天候は晴れ。今日は100キロ先の襟裳岬の手前の広尾まで、海沿いの道で、地図上コンビニもないコース。いつもの距離からすれば長くはなく、朝はゆっくりすることができ、散歩をかねて音別の町を海の方に行ってみました。民宿の外にでるとゴーと音が聞こえ、飛行機が飛んでいるような、貨物列車が通っているような音が響いていました。根室本線の音別駅まで行き、さらに海の方に歩いていくと、音の原因は波の音でした。サーフィンをするにはいいような大きな波です。カモメのような海鳥が集団で浜におり、近づくと50ｍくらいさらに遠くに飛んでいき、また近づくと飛んでいきを繰り返します。リーダーがいてそうしているのか、近づくのは諦めました。

午前7時から朝食。宿泊している人は旅行と言うよりは仕事のために来ている様な人ばかりで、後で民宿のご主人に聞くとトンネルや道路工事のために来ており、連休中も仕事をしているとのことでした。

準備をして、午前8時前に民宿を出発。国道38号線沿いを走っていきます。途中で海沿いの県道1038号線に入り、交通量は減り、走りやすくなりましたが、大型トラックがよく通り、国道38号線が内陸を通り半円形を描いて、再び合流するため、こちらの道の方が信号がなく、距離も直線的に短くなるので、バイパスのようにしているのではと勝手に想像しました。根室本線とも別れ、山が海まで迫り、海岸線ギリギリを道路がとおっており、水しぶきが道路にかかったり、遠くはかすんで見えていました。長いアップダウンを繰り返しながら、進んでいき、上りが時速10キロを切ったり、下りは30キロ前後、平坦が緩やかな坂ではのんびり走っていると15〜16キロ、トレーニングと思い、気合いを入れ直すと時速20数キロといったスピードで進んで、平均的には時速15キロくらいでまずまずのペースでした。これなら午後3時過ぎには到着して、クロネコヤマトの営業所にも十分間に合うペース。

コンビニは途中にないので、あらかじめ買っていた行動食としてクリームパンやアンドーナッツを休憩をかねて食べていき、多くは牧場の横を通り、乳牛やたぶん肉牛が草を食べたりしているのを眺めながら、牧草地には直径2ｍ位の白や黒色のビニールに樽のような形に梱包された干し草が積み重ねられていました。昔だとサイロに保存されていた干し草が、いまは保存食のようにパックされており、どのようにして作るのは見たことが無く、一度見てみたくなりました。

川をいくつか越えていき、橋の真ん中からのぞき込んでもやはりマスの遡上は見えず、十勝川を越えて周りには何もない林の中の上り坂を上っていると、突然「カフェ橙（だいだい）」という看板が道路脇にたち、ランチありと書いてあり、ちょうど昼過ぎなので、入ってみることにしました。入ってみるとすでに3組のお客さんがあり、通りすがりなのか、ここを目指してきたのかはわかりませんが、家族連れがおり、これはだいぶ待たないと行けないかもと思いながら、今日はまずまずのペースなので、ゆっくりと休むことにしまた。いくつかのメニューはすでに完売となり、カレーライスを注文し、その後でアイスクリームとコーヒーを頼みました。結局1時間くらい滞在したことになりました。昼食はなかなかいいタイミングで食事が出来るところがなく、この北海道一周では初めてのレストランでの昼食となりました。

広尾までに残り40キロを切り、少しずつですが本日の目的地に近づいてきました。広尾町の中に入り、後は今日の宿泊場所の「ホテルむらかみ」、その手前にあるクロネコヤマトの営業所を見つけて、自転車を送る手続きをすること。営業所とホテルは2.3キロ離れており、まずはホテルにチェックインし、荷物を下ろし、送るために必要な荷物を持って、自転車で営業所まで戻り、荷造りをして、発送の手続きをして、またホテルまで戻るのに、路線バスの時刻表を見ると1時間に1本でちょうどいいのが無く、ジョッギングで帰ることにしました。帰って大浴場で汗を流し、洗濯をして、夕食。ホテルの方に明日のことについてたずねると、レンタカー会社はなく、バスでの移動になること、帯広空港行きはなく、途中で乗り継ぐか、帯広駅まで行って、帯広空港行きのバスに乗るかということになり、早めに出発して、帯広駅まで行き、駅周辺を見て周り、バスで空港に行くことにしました。

本日の距離は101キロ、時間は7時間50分。普段よりは短い距離ですが、天気が良くズーと日に当たったので、疲れも出て、今日のHP用の記事も書かず、午後9時過ぎには就寝しました。