平成28年4月3日に開催された「さが桜マラソン2016」に当院の中倉栄養士が参加したので、その感想文を書いてもらいました。
「さが桜マラソン2016」中倉 優
今回で3回目の参加です。さが桜マラソンは「桜マラソン」と言うわりに、既に桜が散っており毎年「葉桜マラソン」となっていましたが今年は満開の桜の中を走る事ができました。来年からは3月半ばに行われることに決まっており、最初で最後の桜マラソンになったそうです。私がこのマラソン大会に何度も参加するわけは、なんと言ってもエイドステーションの給食が好物のあんことイチゴであるからです。まるぼうろ、ぜんざい、小城羊羹、さがほのか等が定番給食、そして今年は給食で、九州で人気のある「ブラックモンブラン」というアイスクリームが40.5km地点で出るというのです!今回は、どうしても給食のブラックモンブランがどういう風に出るかを見たいと思い、這ってでも40.5kmまで走ると言う覚悟で挑みました。
9:00スタート。わたしは一番遅いEブロックからですので10分のロスタイムがあり、9:10からのスタートとなりました。走り始めて10歩程度で横腹の痛みが内臓全体に広がり、着地をするたび振動で痛みが襲ってきます。スタート地点に到達するまでに、今回は初めてのリタイアかもしれないと頭をよぎりました。しかし、わたしがマラソンをする理由はなんといっても健康維持。制限時間内で到着すればいいかという思いでスタートする事になりました。参考のために1kmごとにタイムを取り、大体1km7分ペース。吉野ヶ里公園に行くまでに早い人たちとすれ違います。ふと顔を上げると見覚えのある富士山のウエアを着ている女性が!なんと木村栄養士の姿。きつそうな顔をされています。出来る限りの大声で「木村さん!!」と駄目もとで声をかけると「はあい!」との返事が。さすがのわたしも喝が入り、とりあえずの目標を吉野ヶ里公園内にあるエイドステーションのぜんざいにして走ります。軽い吐き気がありますが、捕食を食べなければエネルギー不足で走れません。何とか頑張って食べます。吉野ヶ里公園を出ても長い長い田園畑が延々と続きます。そしてあたりがだんだんと暗くなり、ついに雨がポツポツ・・・まだ7〜8kmちかく残っています。「これは木村栄養士はぬれることなくゴールしているな」と思いながら走り続けます。そして40.5km地点。ブラックモンブランのエイドステーションです。しかし走れど走れどブラックモンブランが見つかりません。ふと足元を見ると青い袋が。どうやら時間が遅すぎて既になくなってしまったようです。一体どうやってエイドステーションでアイスが出たのかすっきりしませんが、仕方がないので雨が強くならないうちに早く帰ろうと思い、歩いたり走ったりしながらやっとの思いでゴールすることが出来ました。毎回マラソン大会に行くと、「次のフルマラソンこそ練習しよう!」と思うのですが、なかなかそうもいかず、タイムも縮まることがありません。やっぱり今後も健康維持という名の食い倒れフルマラソン楽しみたいと思います。