平成２８年４月２５日に調理実習を行い「牡蠣の土手鍋」を作りました。お一人キャンセルとなり参加者は４名でした。

本日も熊本地震に追悼の意をこめ６０秒の黙祷を行ってから開始しました。東日本大震災のときにもお聞きしましたが、その後災害時の用意をしているか、確認の意味で皆さんにお聞きしました。「枕元に懐中電灯をおいて、水も準備してカップラーメンもあります」という方から「とりあえずこれだけは！というものは準備してあります」という人、「袋はありますが、中身が空です。」または「まったく準備していません」という人までさまざまでした。心のどこかで自分が生きているうちにはこないだろうという考えも出て、準備しなければならないと思いながら準備していない人が多いと思います。この機会にしっかり準備しなければならないと思いました。今日は人数が少ないので、早めに調理に取り掛かりました。
牡蠣の土手なべは、一番のポイントとなる土手味噌を、こちらの勝手な判断でお上手そうな方に担当をお願いしました。トロトロ過ぎても鍋に塗りにくく、硬すぎてもよくありません。丁寧に時間をかけて練ってくださったので、ちょうどよい硬さの土手味噌になっていました。もうひとかたには、とにかく片っ端から盛り付けをお願いしました。甘酒ゼリーがすぐ作り終えたので、牡蠣の土手鍋の盛り付けを手伝っていただきました。長いもステーキは10個に切ってくださいとお願いしましたが、なぜか「８個になりました」とのことで、さらに焼いているときは、目を放した隙に長いもが焦げてしまうと小さなハプニングがありましたが、何とか真っ黒焦げにならずに完成。人数のわりに早くでき、炊くのにも時間がかかるということで12：00前にいただくことにしました。
「味噌味がちょうどよいです」「なますに金柑を使う発想がありませんでした。ゆずとまた違ってよいですね」「味噌は硬さがちょうどよかったですね」「残った味噌の中にご飯を入れて食べたいです」「甘酒ゼリーは今日のしょうがはビリッと辛いです。」などの感想がありました。牡蠣が苦手な人はよくいらっしゃいますが、今日の苦手な人は「牡蠣は２回あたったので苦手です。魚は好んで食べませんが、青魚や魚の肝、血合いは好きです」と失礼ですが面白い好みの方がいらっしゃいました。試食中話題になったのは、クリニック二階から真正面に見える畑でヤギが草を食べていたことです。スタッフも近くにヤギがいると知りませんでした。ヤギを見ていたら、飼い主のような人がヤギに近寄っていました。遠くから見ているので「男性？女性？」「畑の前の家の人かしら？この家に入っていきましたよ」というような話があがっていましたが、その方も、まさかここで見られて話題になっていると思ってもいないでしょう。ヤギは何度も尻尾をプルプルしてせっせと草を食べていて愛らしかったです。「１匹だったのが子供を生んで４匹いるそうですよ」皆さん詳しいです。

牡蠣の土手鍋（535kcal）

牡蠣の土手鍋；牡蠣100g、焼き豆腐、白菜、しいたけ、春菊、生しいたけ、人参、白ねぎ、しらたき、白味噌、赤味噌、みりん、うどん

長芋ステーキ；長芋、しょうゆ、みりん、鰹節、小ねぎ

金柑なます：かぶ、金柑、砂糖、酢、出し

甘酒ゼリー：甘酒、ゼラチン、パルスイート、生姜