平成28年11月26日（土）に福岡で開催された「第11回1型糖尿病セミナー」に参加しました。その後に患者さんのお勧めのメキシコ料理の店「ロシータ」で食事をしました。

午後2時から「第11回1型糖尿病セミナー」がJR博多駅のビル（JR博多シティ）の10階で開催されるので、午前中の診療を午前11時までして、在来線と新幹線を乗り継いで、午後1時20分に博多駅に到着。セミナーは講演とグループディスカッションからなり、前半の講演のみ聴講して、別の用事をすませることにしました。調理実習の時にロシア料理のつぼ焼きで福岡の「ツンドラ」行ったことが話題になり、福岡出身の患者さんがメキシコ料理のレストラン「ロシータ」がおいしいことを教えてもらったので、そこで食事をする事にしました。

セミナーは南先生他世話人の先生達、製薬会社、南昌江クリニックのスタッフや関連の方が準備やお世話をされ、講演は午後2時から3時半まで、「不良患者兼糖尿病専門医〜腎・膵移植からSAPまでの経験」と題して、国立米子医療センターの糖尿病・代謝内科　診療部長の木村　真理先生による講演がありました。8歳の時に1型糖尿病を発症し、その後の糖尿病の状態や合併症、仕事の事などを通して、どのような取り組みをしたか、気持ちの自己分析をしながら、現在までの経過を話され、次から次へと訪れる困難に立ち向かう話を興味深く聞く事が出来ました。木村先生の話を聞くと、糖尿病の事が8割方くらいわかる、生きた糖尿病の教科書のような、まだまだ若いですが、波瀾万丈なこれまでの人生でした。

講演会の後に所用をすませて、キャナルシティの近く中州2丁目にあるメキシコ料理のレストラン「ロシータ」に行ってみる事にしました。あまり遠くではないので、運動を兼ねて歩いて行く事にしました。先日、大規模な陥落事故のあった道路を通って、途中では写真を撮っている人も多くいました。さらに今日早朝に5cmくらい道路の陥没を発見したと報道されていましたが、一部工事のための柵がある程度で、全面通行止めにはなっていませんでした。

あらかじめインターネットで「ロシータ」の場所を調べていて、地図をプリントして持参していましたが、路地が多く近づくとわからず、近隣の店の人に場所を聞きながら、小雨の降る中を午後5時前に到着しました。午後5時からオープンで、客席は2階にあり、4人掛けテーブル席が6〜7席あるくらいの、こじんまりとしたいかにもメキシコ風の年期の入った内装でした。壁にはいわゆる有名人が来店した写真が多く貼ってあり、店のオーナーに聞くと、昭和25年にオープンし、おばあさんの代からやっている3代目で、野球選手、タレント、古くはアンディーウイリアムスやペレスプラードなどの音楽家の写真もあり、なつかしく見る事が出来ました。オーナーのおすすめを聞きながら食事を注文し、タコスやトルティージャと具の包み方や食べ方を教えてもらい、出来たてを美味しくいただきました。今後の調理実習でも取り入れたらいいような食事でした。食後はまた歩いてイルミネーションで飾られた駅前広場を通り抜けて、駅まで歩いて、新幹線、在来線と乗り継ぎ、午後9時過ぎ柳井へと戻ってきました。勉強に食事に都会で非日常を満喫しました。