平成29年3月6日に初回者用シリーズの調理実習を行い「カロリー控えめてんぷら」を作りました。参加者は5名でした。初参加の方が1名いました。

まず自己紹介を行い、てんぷらの衣の作り方について尋ねました。「適当に水を入れて固めにする」「えびのかき揚げはドロドロにする。食材で使いわけている。」その後今日のカロリー控えめのてんぷらの献立の経緯についてとカロリ―控えめにする方法について木村栄養士から説明がありました。この献立は第51回東京で開催された日本糖尿病学会学術集会　健康食品応援企画「天ぷらは工夫次第で低エネルギーになる」「糖尿病であっても食べられない料理はない」という主旨のもとで帝国ホテル「富士の間」で、 低カロリーの天ぷら実演がありその時の献立を頂いたものです。「揚げ物は衣が厚くなるほど油をよく吸収するので高カロリーになります。天ぷらをカロリー控えめにする最大のポイントは具材の切り方と衣の作り方です。具材の切り方は厚さは5ミリ　衣は市販の天婦羅粉100ｇに水160ｇでとき、その衣で揚げると油の吸収がすくなくカラット揚がります。卵を入れたり、小麦粉を目分量でいれると衣が重くなり、油の吸収も多くなるので量りましょう。

ごはんは衣で炭水化物がかぶるので2単位にしてその分大根をいれて大根めしにしました。かぶの酢の物のかぶは時期がすぎていましたが、いいかぶが入り簡単に酢の物ができました。今回はてんぷらの具材の重さを見るため各自材料を切って重さを量りました。カラット揚げる為に材料によっては打ち粉をし、衣をつけて揚げました。打ち粉をすることでからりと揚がりました。11時55分に出来上がり、院長も診療が終わり、一緒にいただきました。「てんぷらがからっと揚がって美味しい、家では大皿に盛るので食べ過ぎる。」など感想が聞かれました。食後のコーヒーをいただいて1時半に終わりました。

献立(522kcal)

大根飯；精白米、大根、酒、みりん、食塩、出し、大根葉

てんぷら；車えび、西洋かぼちゃ、サツマイモ、れんこん、しいたけ、しそ、しし唐、てんぷら粉、揚げ油、おろし大根、おろし生姜、めんつゆ

かぶの酢の物：かぶ、にんじん、わかめ、酢、パルスイート、食塩、出し汁

澄まし汁；花ふ、ぶなシメジ、三つ葉、出し汁、うすくち

くだもの；オレンジ1/4個