平成29年3月24日(金)の調理実習は「湯豆腐と関東風桜餅」を作りました。参加者は5名でした。
木村栄養士が今回食材で使用するもち麦について説明しました。もち麦に食物繊維が多く含まれているので血糖がゆっくり上がります。大麦にも普通の麦ともち麦があり、もち麦の方が食物繊維を多くあります。食物繊維を取ると排便を促し、大腸がんを予防します。もち麦を沸騰した湯で15分ゆでます。サラダやスープ、マーボ豆腐に入れてもいいです。一度に多く茹でて冷凍しておくことも可能です。小分けにしておけば、いつでもおいしいダイエットメニューをつくることができます。日本人の食物繊維の摂取量は減ってきています。普通の白米にもち麦を3割ほど混ぜて常食すれば不足分の解消に役立ちます。
その後、「湯豆腐」のポイントは豆腐を美味しく食べる。そのためには豆腐は加熱しすぎない。70度くらい温める感じでいただく。だしの昆布はしっかり使う。家庭での湯豆腐の食べ方を聞いたところ、ふぁっと豆腐があがってきたところでいただきますといい食べ方をしていらしゃるかたがおられましたが、ほとんどの方が熱の入れすぎが多かったです。「牡蠣のバター醤油いため」は小松菜を湯がかずに使いました。牡蠣は、塩水で洗うと身がプリプリとして美味しいとためしてガッテンで放映されたとのことです。「大根とこんにゃくのみそ田楽」は、大根とこんにゃくをゆでて、だし汁と少量のしょうゆで薄味に煮ました。練り味噌は砂糖を使わず、赤みそとみりんで作りました。砂糖を入れなくても十分に甘さを感じ、美味しい練り味噌に仕上がりました。関東風の桜餅は、生地をどろどろにして、油のひいていないテフロン加工のフライパンに大さじ1杯の生地をうすく延ばして焼きます。最初薄くのばして焼くのが難しいようでしたが、後半では上手に焼いておられました。
11時50分に出来上がりました。食べ方は鍋にこぶ出汁いれ、豆腐を入れて沸騰する前に野菜を入れていただきました。皆さん豆腐が柔らかく美味しい、牡蠣のバターいためは色よくできて一段と味がよかったと言っておられました。あんこの美味しいお店があると患者さんが紹介され、さっそく買いに行くと言っておられました。木村栄養士から院長のお誕生日祝いに桜の花の模様のはいったゴールドのお箸のプレゼントがありました。食後のコーヒーをいただいて、1時半に終了しました。