午前5時過ぎ起床、天候はいつ雨が降り出してもおかしくないようなどんよりとした曇り。荷物の整理をして、車に積み込み、午前7時前からバイキング形式の朝食。午前8時半、145キロ先にある今回のスタート地点の寿都（すっつ）に向けて出発。途中の八雲のサービスエリアで休憩、噴火湾を望み、これがジャガイモでできていることを知らなかったらわからないようなもちもちした「イモモチ」、ジャガイモを丸ごと揚げた「揚げイモ」を食べてみました。午前11時半道の駅「みなとまーれ寿都」に到着。前回食べられなかった「ニシンそば」と前回食べておもしろかった「ホッケめし」を注文し昼ご飯にしました。

準備をして午後0時45分、今回の第10弾をスタートしました。天候は曇りですが、薄日も射して雨はなさそうです。湾の海岸沿いの道を今日の目的地、42キロ先にある岩内（いわない）。寿都湾を左手に見ながら海沿いの道を向かい風の中進んでいきました。風力発電の風車が立ち並び、風の強い地域なのでしょう。反対側の湾に行ったときには追い風になることを期待しながら、フラットな道をスタートしたばかりなので、体力十分で普通に自転車を漕いでも時速15キロを越えるスピードで進めました。

道の駅「シェルプラザ・港」で休憩をし、後半は断崖絶壁でトンネルが多く、1キロ、2.7キロ、3.5キロと長いトンネルが続き、赤い点滅灯をつけて、道幅の狭いなかを反対車線や後ろからの追い越す車の轟音をきき、空気もよどんでタイヤのゴムの熱したようなにおいで充満していました。途中の雷電温泉（すでに閉鎖）あたりの海岸からは、弁慶が休憩した際に岩をひねって太刀を置いたという伝説のある「弁慶の刀崖岩」（写真岬の切れ込みのある岩）を眺めることができ、新鮮な空気を吸い込むことができました。

最後のトンネルを抜けると岩内湾が見えてきて、対岸には泊原発も見ることができました。コースもフラットでギアチェンジをすることもなく、距離も短かったので、今日宿泊する「ホテルいのう」に午後3時半に到着しました。

シャワーをあびて、洗濯をして、ホテルのレストランで食事をして、ふつうの鳥の唐揚げとの違いはよくわかりませんが、これも北海道の料理のひとつ「ザンギ」をいただきました。生ビールを飲んで、移動の疲れもあったのか、午後8時前には就寝しました。

雨も降らず、午後からのスタートでしたが、曇り空で暑くもなく、フラットで順調なペースで進み、本日は42キロ、3時間でした。