平成29年9月25日の調理実習で「ピーマンの肉詰めとレモンかん」を作りました。参加者は 8名でした。
10時ごろから説明が始まりました。今回から、新しく参加された方がいたので、まずは自己紹介からです。初参加の方は「料理がすきで、同僚の参加者の方に誘っていただいた。」とのことでした。その後、先日行った欧州糖尿病学会での出来事の話を大久保事務員からしていただき、スペインの世界遺産の話、料理の話など、異国文化のことで大いに盛り上がりました。
10時40分から、それぞれ担当を決めて取り掛かりました。まずは「しそごはん」からです。しそは塩で灰汁を抜き、千切りにしたものを温かいご飯に混ぜます。この献立では1膳に対して5枚のしそを使います。その後、ごまを手もみして混ぜ込みます。
次に「ピーマンの肉詰め」です。豚挽き肉を粘りが出るまでこね、そこにみじん切りした人参、玉ねぎを加えます。ピーマンは縦半分に切り、ひき肉だねを入れます。この時、ピーマンの種の部分は落とさず、つけたままにします。こうすることで、ひき肉だねが離れにくく、種の栄養もしっかり取ることができます。フライパンに油をしき、肉の部分のみ焼き目をつけたら、180度に予熱したオーブンで12分焼きます。付け合せにはせんぎりしたキャベツとにんじんを盛り付けます。この料理で使用する豚肉は、「ビタミンB1」という、糖をエネルギーに変える栄養素が牛肉の10倍も入っています。
「茹で大豆とひじきの辛子マヨネーズ和え」は、芽ひじきをもどして水気を切ったものに、輪切りにして塩もみしたきゅうりを加え、マヨネーズと練りがらしで合えるだけです。辛さはお好みで調節してください。
「ミニトマトと小松菜のスープ」では、鍋に水とコンソメを入れ、ざく切りにした小松菜と、輪切りにしたミニトマトを入れて煮立てるだけです。味付けはコンソメとこしょうのみですが、小松菜からだしが出るので、あまり味付けはいりません。
最後に「レモンかん」です。鍋に水と粉寒天を入れてしっかり煮立て、混ぜながら2分加熱して煮溶かし、レモン汁を加えます。熱いうちに器に流しいれて固めます。固まったらところてんつきで細くし、器に盛り付け、その上にオレンジを飾り、コンデンスミルクを食べる直前に添えます。
出来上がり、ちょうど診察も同じ頃に終わったので、院長も交えて12時から食べ始めました。食べながらスペインの話をしました。外国の食文化などについて話をきく機会はなかなかないので、とても新鮮な話でした。ヨーロッパからすれば日本は世界の端の島国という認識で、大航海時代の歴史も教科書の中のことだけではないのだな、と思うことが出来ました。
食べ終わり、後片付けをして集合写真を撮り、また次11月にお会いすることを約束し、13時過ぎに解散しました。
献立(536kcal)
しそごはん:ご飯、しそ、ごま、食塩
ピーマンの肉詰め:ぶたのひき肉、ピーマン、にんじん、玉ねぎ、パン粉、卵、ウスターソース、ケチャップ
付け合せ:サニーレタス、キャベツ、にんじん
茹でひじきの辛子マヨネーズ和え:ほしひじき、きゅうり、大豆の水煮、マヨネーズ
ミニトマトと小松菜のスープ:ミニトマト、小松菜、コンソメ、こしょう
レモンかんのオレンジ&練乳添え:水、粉寒天、レモン汁、オレンジ、コンデンスミルク