平成29年11月17日(金)の調理実習で「スペイン料理」を作りました。参加者は6名でした。
10時から献立の説明がありました。今回は初めて参加する方がいらっしゃったので、自己紹介からです。自己紹介の後、木村栄養士から今月の13日から19日まで、何の週間でしょうか?という質問がありました。この1週間は「世界糖尿病週間」、14日は「世界糖尿病デー」で、ブルーにライトアップされた場所を見たり、ニュースで聞いたりした方もいるのではないでしょうか。この近隣では柳井駅や、錦帯橋などもライトアップされていました。
10時半ごろからそれぞれ担当を決めて取り掛かりました。
まずは「パエリア」からです。最初にパエリアに入れるスープを鍋で作ります。鍋に水、コンソメ、サフランなどの香辛料を入れて弱火で加熱します。次にフライパンにオリーブオイルを温めて鶏肉を炒め、そこにシーフードミックス、白ワイン、トマト缶を加えます。そこにスープを入れる。少し煮立ったら米とマンナンヒカリを加えて平らにする。マリアさんは米を入れるとき、十字になるようにいれていました。「スペインはキリスト教だから十字にして入れる」という話もしながら作っていきました。弱火にしてふたをして25分加熱し、余熱で15分ほど蒸らし、フライパンの底を見ながらおこげを作り、お皿に1人分盛り付けてから、パプリカを並べ、焼いたエビとレモンを飾ります。
次に「トルティージャ」です。トルティージャとは、「スペイン風オムレツ」とも言います。ボウルに卵を割って溶きほぐす。玉ねぎは縦の薄切り、ジャガイモは皮をむいて薄くスライスする。耐熱ボウルに玉ねぎを入れ600wの電子レンジで5分加熱する。同じようにジャガイモも600wで8分ほど加熱する。卵液に玉ねぎ、ジャガイモを入れて混ぜ、フライパンで焼く。卵の縁が固まり、中が半熟状態になったら、フライパンより少し大きめの皿にひっくり返す。
焼いていないほうの面が下になるように、もう一度フライパンに戻し、焼き目がつくまで加熱する。1人分に切り分け、皿にレタスと盛り付ける。
「きのこのポタージュ」は、白く仕上げるために、白い品種のしめじ、「ブナピー」というものを使います。作り方は、玉ねぎは薄くスライスし、ブナピーは洗って根元を落としてほぐす。パセリをみじん切りにする。鍋にオリーブオイルを熱し、玉ねぎがしんなりするまで炒め、ブナピーを加える。水とコンソメを加え、沸騰したら火を弱めて10分程度煮る。あら熱をとってからミキサーに入れ、なめらかになるまで数回かける。鍋に戻して、豆乳を加えて温め、塩コショウで味を調え、器に盛って上に刻んだパセリを乗せる。
デザートの「果物」は、ぶどうと柿で、飾り切りをしました。ぶどうは花の形になるよう、柿はウサギの形になるようにしました。
出来上がり、12時ごろから食べ始めました。食べていると、「何で世界糖尿病デーでは、青にライトアップするのか」という話になりました。言われてみればなぜ青なのかという疑問を解決すべく、グーグルで検索です。調べてみると、この活動のシンボルは、「ブルーサークル(青い輪)」で、ブルーは「国連や空」を表しており、サークル(輪)は団結を表しているようです。「糖尿病との戦いのために団結せよ」という意味だそうです。
また、長寿で有名なきんさん、ぎんさんとその子孫は何を食べているかという話で盛り上がりました。長寿には、肉類もしっかり食べることと、人と話をすることだそうです。そういった話をするうちに、今回はじめての参加の方も、最後にはしっかり馴染んでいました。
食べ終わり、後片付けをして、また次来年の2月にお会いすることを約束し、13時前に解散しました。
献立 520kcal(6.5単位)
パエリア 米、水、コンソメ、サフラン、パプリカパウダー、鶏肉、えび、パプリカ
トルティージャ 卵、じゃがいも、玉ねぎ、食塩、こしょう
きのこのポタージュ ブナピー、無調整豆乳、玉ねぎ、食塩
果物 ぶどう、柿