平成30年1月19日(金)の調理実習で「名古屋名物大福茶漬け」を作りました。参加者は7名でした。
今年最初の調理実習です。今回から新しい献立がスタートです。献立の成り立ちは、木村栄養士が去年の5月に名古屋で行われた日本糖尿病学会に参加し、名古屋でいただいた「大福茶漬け」に感銘を受け、再現したものになります。
10時に参加者の方々が集まり、久しぶりの調理実習が始まりました。まずは献立の説明やお話から始まります。今回は今年最初の調理実習ということもあり、参加者の皆さんがどのように年末年始を過ごされたかを聞きました。「孫が来て、いろんなものを食べ過ぎた。」「数値は横ばいだった」「風邪をひいた」など、いろんな声が聞かれました。
また、調理実習に1年ぶりに復活の方がいらっしゃり、1年ぶりの再会を喜び、最近加わった方への自己紹介がありました。当院の調理実習は、ほとんどメンバーが入れ替わることがなく、どのグループも大変仲が良く、新しい方でも1日ですっかり馴染みます。
献立の説明をし、それぞれ調理の担当を決めて、10時40分から調理が始まりました。
「大福茶漬け」は、もち米を炊いてうなぎの蒲焼を混ぜ込み、おにぎりにします。そこに、白玉粉で作った牛皮を伸ばしておにぎりに被せて包みます。それをだし汁としょうゆで作った澄まし汁の中に入れ、具材としてえび、しいたけ、エリンギ、みつば、梅型に抜いたにんじん、ゆずと盛りつける。
「擬製豆腐」は、にんじんとインゲンを千切りに、きくらげは水戻して千切り、豆腐は水切りをしておきます。フライパンで切った具材を炒めて、豆腐をくずし入れ、調味料で味をつけます。あら熱がとれたら溶き卵を加え、卵焼き器で両面を焼く。
「煮つけ」は、ごぼうをたわで洗って茹で、すりこぎで叩いて適当な長さに切る。こんにゃくは縄目にする。ごぼう、こんにゃくと調味料を一緒に煮含める。
「源平なます」は、大根、にんじんの皮をむき、スライサーで刻んで塩をする。生姜を千切りにし、大根、にんじん、調味料とあわせる。
「苺ゼリー」は、苺は洗ってへたを取り、ミキサーにかけて計量しておく。粉ゼラチンは水でふやかし、電子レンジで加熱する。小鍋に分量の水とパルスイートを入れて火にかけ、沸騰直前で止めてとかしたゼラチンを加えてよく溶かす。ボウルの底を氷水につけて、少しとろみがつくまで混ぜ、型に流し入れ、冷やし固める。
盛り付けでは、木村栄養士から「センス良く盛って!」とのことで、今回は、お盆の上に擬製豆腐とラディッシュ、源平なます、煮付けを盛り付けました。
出来上がり、12時15分ごろから食べ始めました。
タイトルに名古屋名物とあるように、本来は名古屋でしか食べられない味です。「うなぎがおにぎりの中に入ってて、いかにも名古屋っぽい」という声もありました。皆さん久しぶりの調理実習で話が絶えず、にぎやかな雰囲気で過ごされていました。
食べ終わり、後片付けをして、また次回3月にお会いすることを約束し、13時過ぎに解散しました。
献立 506kcal(6.33単位)
大福茶漬け もち米、うなぎの蒲焼、赤みそ、白玉粉、水、にんじん、三つ葉、エリンギ、ゆず、出し汁
擬製豆腐 豆腐、卵、きくらげ、にんじん、ラカント
煮付け ごぼう、こんにゃく、しょうゆ
源平なます にんじん、大根、金ごま、だし汁
いちごゼリー いちご、ゼラチン、パルスイート、水