ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2018.02.05

第406回調理実習「カロリー控えめ天ぷら」

DSC03137.JPG平成30年2月5日(月)の調理実習、初回シリーズの2回目で、「カロリー控えめ天ぷら」を作りました。参加者は6名でした。


今回は、初回シリーズの第2回目です。初回シリーズは、前回は昨年の11月以来で、皆さん久しぶりにお会いします。10時ごろから参加者の方が集まり、献立の説明と、お話から始まりました。まずは参加者の方が年末年始にどうやって過ごされたのかを聞きました。「ここにきて栄養指導をうけ、歩くようになった。1日に2万歩ほど。そこから歩くのが楽しくなり、昨日の選挙も、いつもは車で行くところを歩いていった」という方がおられました。ちなみに昨日(2月4日)は、雪がちらついており、とても寒い天気でした。その後、献立の説明です。このカロリー控えめ天ぷらは、東大病院の栄養士の方たちが考案したもので、とても細かく作られてあります。このレシピ通りに進めていくことで、食事療法の必要な方でも食べられるものになっています。スーパーの惣菜などで売られている天ぷらは、衣も厚いため、そのぶん油を吸収してしまいます。木村栄養士から「油をのんでいるのと一緒」といわれ、軽く悲鳴も上がりました。

DSC03120.JPGDSC03122.JPG10時半過ぎから、調理が始まりました。それぞれ担当を決めて取り掛かります。
大根飯は時間がかかるので、栄養士が先に作っておきました。大根をご飯に入れることで、ボリュームがアップし、カロリーも少なくて済みます。
メインの天ぷらは、参加者の方4名がかりで進めていきます。下ごしらえでは、かぼちゃ、さつまいも、レンコンは5mmの厚さにスライスし、さつまいもとレンコンは水にさらす。しいたけは半分に、ししとうは実に2箇所切れ目をいれ、えびは背ワタをとって尾の先端を切り落とし、身をのばしておく。衣は、天ぷら粉100gに水160gを加え、泡だて器でよく混ぜる。油は180度に熱しておき、かぼちゃ、さつまいも、ししとうは天ぷら粉で打ち粉をしてから衣をつけて揚げる。レンコンとしいたけはそのまま衣をつけて揚げる。しそは裏面のみに打ち粉と衣をつけて揚げる。えびは尾を持って打ち粉と衣をつけて揚げます。あげたらキッチンペーパーで油をきります。

DSC03125.JPGDSC03127.JPG「かぶの酢の物」では、かぶは皮をむいて3mmくらいのいちょう切りに、にんじんは薄く切って花型に抜いておく。わかめは水で戻しておく。酢、パルスイート、だし汁、しょうゆを合わせて、かぶ、にんじんを和え、盛り付ける。

「澄まし汁」は、生麩を人数分にきりわける。しめじは小房にわけ、三つ葉は2センチにきっておく。だし汁の入った鍋にしめじを加え、煮立ったら火を弱め、酒、うすくちしょうゆ、塩を加えて味を調え、水気を切った花麩を加えます。再沸騰させてから火を止め、器にもり、みつばを飾る。
とても順調にすすみ、12時前に出来上がりました。食べてみると、市販の天ぷらは衣が厚いことが実感できます。「揚げ物も工夫しだいで食べられるんだ」との声がありました。食べ終わってコーヒーを飲んでいるときも、やはり久しぶりにお会いするからか、話がつきません。みんなでたくさん笑って「ほうれい線が濃くなってしまった」「今の話を聞いて寿命が1年のびた気がする」など、まるで漫才をみているかのような時間でした。
今回で、初回シリーズ5回が修了した方が2名おり、院長から修了証を渡されました。その後、後片付けをして集合写真を撮って、また次4月にお会いすることを約束し、13時過ぎに解散しました。

DSC03130.JPG献立 6.53単位(522kcal)
大根飯:精白米、大根、大根の葉、だし汁、酒、みりん
天ぷら:えび、かぼちゃ、さつまいも、れんこん、しいたけ、ししとう、天ぷら粉、水
かぶの酢の物:かぶ、にんじん、わかめ、酢、パルスイート
澄まし汁:生麩、しめじ、三つ葉、だし汁、しょうゆ
果物:オレンジ