平成26年3月より月2回程度昼の「まかない」を始めました。NHKの「サラメシ」という番組を真似て、「クリメシ」と名付けました。 平成30年5月10日(木)のまかないは「鯛のみそ焼き」で、11名が参加しました。3分間スピーチは世木事務員。
今回のまかないは、以前作った「新緑を楽しむお弁当」のアレンジです。季節も前回と変わり、そらまめも手に入ったので、そらまめご飯と、鯛の漬け焼き、筍とスナップエンドウのガリバタ醤油いため、甘酢和え、果物としました。
そらまめご飯のそらまめは、今回は皮をむいてごはんと一緒に炊飯器に入れて炊きました。鯛の付け焼きは白味噌、みりん、酒を合わせておき、鯛を漬け、オーブンで焼いていきました。木の芽はいつも調理実習の参加者の方がたっぷり下さったので、そちらを使いました。甘酢和えは前回は割り干し大根を使いましたが、今回は切干し大根を使いました。だし汁少量を追加し、ゆずの皮も入れることで、味がぐっと違うものになりました。
まかないアンケート(11名)
1.木の芽を使った料理で、好きなものは何ですか;木の芽和え:9名 木の芽焼き:2名 田楽:1名
2.現在、腹何分ですか;腹8分:4名 腹9分:4名 満腹:2名
3.盛り付け、彩り;全員良い
4.今日のまかない、星いくつ;全員星3つ
5.感想
季節感にあふれた美味しい献立でした。たけのこが新鮮なものだとなおうれしい。
鯛がふっくらしていてとてもおいしかった。
えんどうの炒め物が辛味のアクセントあっておいしかった。家でも作ってみます。
そらまめが炊き込みだと、黄色っぽくなるので、緑のほうがいいかなと思った。
3分間スピーチ(要旨)「ウサギ島、大久野島」 世木事務員
大久野島は瀬戸内海に浮かぶ周囲4.3kmの小さな島で、700羽の野生のうさぎが生息しているので、「うさぎ島」とも呼ばれています。
大久野島へ渡るには、竹原市の忠海港からフェリーに乗ります。
島には民家はなく、一般の住民はいないそうなので、乗客のほとんどが観光客のようです。
10時50分のフェリーに乗れるといいねーなんて話しながら桟橋に向かうと、ざっと数えて600名近くの列がありました。フェリーの定員は300人。次のフェリーは100人。今から並べば次の次の次のフェリーにぎりぎり間に合いますと言われ、急いで並びました。桟橋で冷たい潮風に吹かれながら1時間半待ちぼうけ。
ようやくフェリーに乗りこみ、ほっとしたのもつかの間。約15分でうさぎ島へ到着です。
フェリーを降りると、たくさんのうさぎが出迎えてくれました。
早速、用意していたキャベツと人参をあげてみました。どこからともなく、うさぎが集まってきます。なんとかわいらしい。
無料のシャトルバスもありましたが、歩いて島を一周してみることにしました。
キャンプ場があったり、灯台があったり、きれいな海をみながらのんびり歩きます。そのいたるところにうさぎがいます。人に慣れているようで、近づいても全く逃げようとしません。
とにかくかわいくて癒されます。
うさぎは白、黒、茶、グレーと様々な色や模様をしていますが、みんな同じ「あなうさぎ」という種類だそうです。
島を半周したくらいのところに、休暇村という宿泊施設があり、レンタサイルクルや、食事、日帰り入浴ができるようです。
大久野島は、戦時中「地図から消された島」「毒ガスの島」といわれていました。
島の西側には、毒ガス工場時代の施設跡が当時のまま残されていました。いつ崩れるかわからないくらいの廃墟です。毒ガス貯蔵庫、砲台、火薬庫、発電所があり、うさぎにえさをやりつつ見て回りました。
山を少しのぼったところに展望台があり、おだやかな瀬戸内海が見渡せました。
島を一周し、港にもどってきました。
約3時間の滞在でしたが、想像以上に満喫できました。
島の景色とウサギに癒されつつ、毒ガスの施設跡で歴史を感じた1日となりました(*^_^*)
献立:5.06 単位(405kcal)
そらまめご飯:精白米、そらまめ、酒、食塩
鯛の漬け焼き:鯛、白味噌、砂糖、みりん、木の芽、サラダ菜、はじかみ
切り干し大根の甘酢和え:切り干し大根、にんじん、きゅうり、米酢、ラカント、うすくちしょうゆ
筍とスナップえんどうのガリバタしょうゆ炒め:ゆでたけのこ、スナップエンドウ、エリンギ、むきえび、にんにく、無塩バター、しょうゆ
吸い物:だし汁、わかめ、えのき、花麩、ねぎ
果物:いちご