一生に一度くらいは日本一高い山「富士山」に登ってみたいとは思っていました。しかし「富士山は見る山で登る山ではない」、「ゴミ清掃登山をした」とかの話を聞くと、余り積極的に登ってみたいという気持ちはありませんでした。しかし昨年当院のスタッフ2名が富士山に登り、HPに掲載した記事を読んで、登ってみたくなり、今年の新年会で今年達成したい目標の一つに「8月に富士山登頂」としました。
8月13日(月)6合目から頂上まで登り、お鉢巡りをしました。頂上の山小屋「頂上富士館」に泊まりました。
8月13日(月)
天候は夜の強い雨と雷がうそのように晴れ、眼下に雲海があり、さらにその上に雲もありますが、青空もあり、日の出の明るさが東の空にはありました。幸運にも上と下の雲をつなぐ縦になった虹をみることができました。
午後7過ぎに寝て、何度か目がさめましたが、午前1時半に目が覚めたときには、隣の男女はいなくなっており、早く出発したのでしょう。午前3時にトイレに行ったときに、窓から星空が見え、外に出てみました。いつもより星が多く見え、オリオン座がいつもより近くに見えました。デジカメで撮ってみましたが、やはりうまく撮れてはいませんでした。以前、「YUOは何しに日本へ」でYOUが富士山から天の川を頂上と重なって、噴火しているような写真を撮ろうとしていました。天の川がどれかはよくわかりませんでした。
午前4時半に布団から出たときには多くの人がすでに出発していました。午前5時から昨日もらった朝食用の弁当(おむすび、ミートボール、鶏の唐揚げ)を食堂で食べ、午前6時山小屋を出発しました。高山病にならないように、ゆっくりと休み休み、水分摂取を心がけて登りました。各合目では大休止をし、補食をしたり、酸素濃度や血糖を測定してみました。上りできついのか、酸素が薄くてきついのかよくわからず、経皮酸素濃度も頂上でも、着いて一休みをすると96%以上あり、よくわかりません。
午前12時過ぎに頂上に到着。雨も降らずにつくことができました。しかし最高峰の剣ヶ峰(3776m)に向かう頃から、急に雲が広がり、雨が降ってきました。急いで、雨具を着て、上っていると着く頃にはやんでいました。その後火口周辺を一周する「お鉢巡り」(1周2.6キロ)を回り始めるとまた降り出してきて、降ったりやんだりしました。
今日は頂上の山小屋を予約しており、下山のことを考えなくていいので、気分的には、時間に追われず楽でした。部屋は幅60cmの敷き布団に毛布と掛け布団が一人ずつに割り当てられ、足の踏み場もないくらいに敷き詰められていました。1列8人分で3列(24名)の雑魚寝で、1泊2食付きで7500円でした。
午後5時からカレーとスープの夕食。昨日の山小屋のとは少し違っていました。午後7時が就寝消灯。午前4時から朝食、午前4時半チェックアウトの説明がありました。食堂で今日の記事を書いて、する事もないので、午後6時過ぎに就寝しました。