ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2018.10.12

第434回調理実習「郷土料理」

DSC04871.JPG平成30年10月12日(金)の調理実習は「郷土料理」を作りました。参加者は6名でした。


10時から調理実習が始まりました。まずは献立説明からです。今回は郷土料理ということで、皆さんに知っている郷土料理は何かを聞きました。一番に思い出されるのは、このあたりでなじみ深い「茶がゆ」のようです。今回作る郷土料理は、イワシのぬか炊き、がめ煮、チシャなます、いとこ煮の4種類で、はじめの2種類は福岡県の郷土料理、残り2種類は山口県の郷土料理になっています。

DSC04826.JPGDSC04832.JPG10時半過ぎから調理を始めました。
まずは「魚のぬか炊き(じんだ煮)」からです。魚はいわしを使います。下処理をしたいわしに塩をふり、軽く洗う。ボウルに酒、みりん、ラカント、ぬか床、刻んださんしょうの実を入れていわしを漬ける。クッキングシートを敷き、その上にいわしを並べ、200度に温めたオーブンで15分焼く。
次に「がめ煮」です。「がめ煮」は九州地方以外では「筑前煮」と呼ばれます。鶏もも肉を一口大に切り、しょうゆ、みりんにつけておく。れんこん、ごぼうはゆでておく。鍋にごま油を熱し、ちぎったこんにゃくをいため、鶏もも肉を加える。色が変わったられんこん、ごぼう、にんじん、ゆでたけのこ、戻した干ししいたけを加えて炒め、だし汁を加えて柔らかくなるまで煮る。器に盛って、ゆでた絹さやを飾る。
DSC04836.JPGDSC04853.JPGここから、山口県の郷土料理です。

「チシャなます」は、サニーレタスを洗って食べやすい大きさにちぎる。わかめは水で戻し、ゆでておく。ボウルにみそ、米酢、砂糖、からしをあわせ、サニーレタスとわかめ、しらす干しを和える。
「いとこ煮」は、瀬戸内側と日本海側とでは違いがあるようで、「汁気のあるいとこ煮を食べるのは初めて」との人もおられました。茹で小豆をパルスイートで煮て、紅白の白玉団子は作ってゆでておく。だし汁に戻したしいたけを入れて煮る。器に茹で小豆、だし汁としいたけ、白玉団子、かまぼこを入れて盛り付ける。
デザートは「ほうじ茶ゼリー」で、鍋にほうじ茶をわかし、ラカントとゼラチンを入れて溶かし、容器に流しいれる。冷蔵庫で冷やし固め、固まったら皿にうつしてチェリーを飾る。
12時すぎに出来上がり、ちょうど院長が診察を終えて上がってこられた時間と同じでした。参加者の方で1名、用事があるようで、出来上がった料理をお弁当箱に入れて持って帰られました。汁物とゼリーは入れませんでしたが、その他の料理をお弁当に入れるのもアリですね。
食べながら、ただいま山口県で開催されている「ゆめ花博」の話で盛り上がりました。ゆめ花博のお花は、柳井のフラワーランドから運んでいるという話や、自衛隊のブルーインパルスがきたときの大渋滞の話など、皆さんすでに行かれた方も多いようでした。
食べ終わってコーヒーを飲みながら、次回の案内と、新しくできた当院のレシピ本VOL2の紹介がありました。
レシピ本VOL2の、料理の写真や調理最中の写真をみながら思い出に浸っておられました。
後片づけをし、また次来年の1月に元気でお会いする事を約束し、13時半に解散しました。
DSC04864.JPG献立 6.0単位(480kcal)

ご飯 精白米、黒ごま
魚のぬか炊き いわし、しょうが、醤油、ラカント、ぬか床、さんしょう、パプリカ
がめ煮 鶏もも肉、にんじん、れんこん、ごぼう、茹で筍、こんにゃく、絹さや、ごま油、みりん、しょうゆ、だし汁
チシャなます サニーレタス、しらす干し、わかめ、米酢、さとう、みそ、からし
いとこ煮 小豆、パルスイート、かまぼこ、干ししいたけ、白玉粉、しょうゆ
ほうじ茶ゼリー ほうじ茶、ラカント、ゼラチン、さくらんぼ缶詰