「面白おかしく楽しかった青島大平洋マラソン」

木村僖乃

青島太平洋マラソンと同時開催の視覚障害者マラソン宮崎大会が９日、宮崎市で開かれ、全国各地から集まった約１万人のランナーが健脚を競いました。フルマラソンには約9040人が出場し8250人が完走。木村も始めて参加しました。前日、同級生とご主人が和美マネジャーと私を宮崎駅へ迎えてくれ、そのままご主人の車で会場へ。公認になってから２回目とかいうことでどうもまだ会場への流れがつかめていないのか延々の渋滞でしびれました。なんとかゼッケンをもらい、ホテルで応援についての打ち合わせをし、翌日、おふたりは県庁13キロ当りで赤と黄色の内輪と垂れ幕を持って応援するから「頑張って！！」。和美マネジャーも最初はその当りで応援することにして散会。

当日はいつものようにカーボローディングでおにぎり３個とやまもり一杯のご飯を若干の味噌汁と漬物で腹ごしらえしてホテルを出発。荷物の受付が当日でこれに時間がかかり、スタートについたときは開始前10分で助走もなければ、トイレも行く暇がなく「今日はこりゃ、危ない！！」トイレ途中で行くしかないと覚悟。和美マネジャーの不安そうな顔に「頑張るから！！」と空元気の声でスタート地点にいき、わずかな時間でストレッチをこころみました。走り始めて意外に身体が軽く、結構なスピードにのれます。13ｋｍあたりで「見える！！見える！！」です。ピンクと黄色の内輪を友人が振って。ご主人が垂れ幕をもって「僖乃さん　頑張って」。「クリハラさ??ん」とデカイ声を張り上げて応えました。

「がんばってるねえ??」「頑張りま?す」（後で和美マネジャーに聞いた話ですがご主人が記者にインタビュを受けたようです。お孫さんの応援と思ったのではないかと。どなたの応援ですか？と問われ「友人です」と応えたのですが記者は「・・・・.」どうみてもご主人が70歳以上にみえるので記者は「？？？70歳以上が走れるのか！？」2人で大笑いした次第です。）ここでは2回折り返しがあり、ぐるぐる回っていると速いのか遅いのかわからなくなってきました。18キロで和美マネジャーの顔が突然目の前に見えて嬉しかったです。20キロ当たりでスタートの緩々が取り戻し、1時間58分くらいで走っているのに気づき．調子よく疾走でき嬉しくなりました。がしかしです。油断大敵！突然のハプニングが襲ってきました。28キロ当たりでウエストポーチのベルトが腰の後の骨当たりにさわり強烈な痛みが襲ってきました。3，4回止まってはウエストポーチを前に持っていったり、横にしたりしますがベルトが触り駄目です。漸く29キロの給水でゼリーを２つ取り出しポケットにいれ、看護師さんらしい方に携帯の入ったウエストポーチをフィニッシュに届けてくださいとお願いしたら聞き届けてくれました。５〜６分、いや7〜8分時間ロスしたようなのでスピードアップしました。身体がついてきて痛みもなく俄然元気で走れました。35キロ当たりはへこたれるのですがそうきつさを感じません。トイレも腰の騒ぎですっかり忘れて行かずにすみました。

フィニッシュで友人夫婦、和美マネジャーの声援をうけてゴールできました。（フィニッシュでご主人また記者のインタビュを受けたようですが、今度はことわったようです。上背があり抜きん出ておられ目立ちますのと風貌がよろしく声かけやすいのではないかと推察します）

腰の痛みのロスを入れてグロス4：14：03、ネット４：10：05満足しています。70歳年代別女子一位です。フィニッシュ後しばらくしてウエストポーチ受け取ることが出来ました。

その後　温泉に連れて行っていただいたのですが、お湯がぬるぬるで気持ちがよく身体中のつかれがいっぺんで取れました。本当に身も心もとろけるいわゆる「いい湯だな??♪」でした。腰の痛みでリタイアも考えた青島マラソンタイム更新で走れてウエストポーチを預かってくださった看護師さんに厚くお礼申し上げます。有難うございました。

そして同級生とご主人、和美マネジャーの応援を受けてとても楽しい、気持ちよく走れた青島マラソンでした。また是非出場したいです。

翌日は和美マネジャーと青島を散策し、青島神社で感謝の意を伝え、友人ご夫妻の見送りを受けて宮崎を後にしました。