平成26年3月より月2回程度昼の「まかない」を始めました。NHKの「サラメシ」という番組を真似て、「クリメシ」と名付けました。 平成30年12月27日(木)のまかないは「非常食」で、13名が参加しました。3分間スピーチは今回はなし。
年一回、最後のまかないでは、地震や災害の起こった時の対処の訓練の一つとして、ストックしている非常食を食べるようにしています。災害時には電気や水道が止まった場合に、3日間をしのぐことができるように、食事や水を確保することが必要と言われています。
今年は近隣の周防大島をつなぐ橋に船がぶつかり、大島では断水が続きました。大島から通院されている患者さんから「40日間の断水で、水汲みに腰が痛くなったり、精神的にも疲れた。水のありがたさがわかった。水が出ないのが一番困る」などと話されていました。
今回のまかないでは、断水、停電を視野に入れて、水は保存しているペットボトルのみ。ガスはいつもIHを使用しているのですが、ガスコンロで調理をしました。また、食器の洗いものを減らすために、食器にはラップを敷いてから主食のご飯をよそって、食べ終わってからラップだけを変えてインスタントの汁物を入れました。
お茶も紙コップを使い、お茶を飲んでから、モンカフェのコーヒーを紙コップで飲むことにしました。
11時15分ごろから調理開始しました。非常食なのでお湯を沸かし、注ぐだけで作ることができます。主食はキムチビビンバ、親子丼、中華丼、牛とじ丼から1つを選び、1袋を半分に分けて一人分にしました。汁物では、インスタントの味噌汁や豚汁、卵スープなどから1つ選びます。デザートは、とらやの羊羹を1人1本、クラッカーのリッツを3枚ずつにしました。主食と汁物で250kcalと少なめのカロリーでしたが、最後に羊羹を食べて、満腹度はアップしました。
今回は、非常食に加えて、1月に誕生日の世木事務員の誕生日祝いとして、早めですがケーキをデザートにしました。シュシュの「ショコラとベリーのミルクレープ」、チョコレートと生クリームが層になり、間にブルーベリーが入っていました。世木さん、誕生日おめでとうございます!
まかないアンケート(13名)
1.α化米はどうでしたか
少し固めですが、食べられた。固いところがあった。ムラがあった。水の量と時間を調整すればよいのかも。
キムチビビンバはピリ辛の味で最初は食べづらかった。終わりはなれた。奈良漬があったので食べやすかった。
キムチビビンバは辛いのが好きだから美味しくいただきましたが、辛くて水分がほしくなるので防災食にはむかないかも。
非常時であればこの主食で仕方がないと思う。ビビンバは唐辛子がもう少しおさえてあると良いと思う。
2.汁物はどうでしたか
少し塩分が高いようだった。
具沢山でよかった。
お湯が少ないと辛みが強い。おいしいけど、しょっぱい。塩味がきつくて飲めなかった。
3.デザートはいかがでしたか
甘いものがあると気分が落ち着く。
とらやの羊羹はまちがいない!
果物の生が食べたくなりそうです。
災害の時には疲労度が増すので、こういった甘味があると良い。ある程度保存もできますし。
4.食器にはラップを敷いて使用しましたが、使い勝手はどうでしたか
意外によかった。
スープを飲むとき飲みづらさはあるけど問題はない。
水がないことを考えると良いやり方だと思う。
お汁が飲みにくかった。汁物をいただくとき、ラップが直接当たるとざらつき感がある。
割り箸だとラップが破れそうだった。スプーンだと使いやすいのでは?
5.感想
1年に1回の防災食で、防災についてみんなで考える機会があるのはよいと思う。デザートは残しましたがお腹は満たされたので量的にはちょうどよいと思う。
牛とじ丼をいただきましたが、おいしかった。昨年のピラフよりも味に慣れているので、災害時にはほっとするような気がします。
いろいろな味つきごはんがあって飽きなくてよいと思う。やはり野菜不足になるのが気になる。
キムチビビンバについて、自宅の防災食であれば気にならないが、病院の非常食で考えたら、患者さんと接するので匂いが気になるため、選択しないほうがいいと思った。
みんなと一緒に食べたので楽しかった。切羽詰った状態ではないので、、、毎回こういう食事で、全てが思い通りにできない中では、精神がどれくらい持つのか疑問。 など
主食 キムチビビンバ、親子丼、中華丼、牛とじ丼から1つ
汁物 具沢山汁、玉ねぎの味噌汁、しめじの味噌汁、豚汁、鶏だんご汁、きのこ汁、卵スープ、コーンスープ、ミネストローネから1つ
デザート とらやの羊羹1本、リッツ3枚