週間天気予報ではここ数日雨の日が多くありましたが、元旦は晴れの予報で初日の出を見る事が出来そうでした。「紅白歌合戦」を途中まで見て、午後10時には就寝、午前5時に目覚ましをかけていましたが、鳴って止めてまた寝てしまい、午前5時半に起床しました。予定より遅れて午前6時に家を出発。空には雲もなく星を見ることができ、初日の出は見ることができそうです。外はまだ真っ暗でヘッドライトを着けて上り、徐々に空も明るくなり、残り700mからは登山道となり、午前7時15分に頂上に到着。すでに患者さんたちはほこらの横で準備しており、挨拶をして、患者さんの同級生お二人とは1年ぶりの再会で、近況報告をしきました。

今年は頂上には昨年より多くの人がおり、80名くらいの人が日の出を待っていました。初日が出る周防大島の山の上には雲がかかり、雲が太陽に反射して黄色に光り後光がさすような幻想的な風景となりました。その後7時24分に太陽が出て、完全な丸い日の出を見る事が出来ました。初日の出を見た後にカップの日本酒と雑煮をいただきながら、美味しく体も温ま り、気分もほっとしました。山で温かい物をいただくのはよい気分転換になります。患者さん達の知人で奥さんが当院に通院している男性、白い大きなセントバーナードを連れて上ってきた男性も加わり、また話をし、お雑煮をお代わりしていただきました。患者さんの同級生2名は元学校の先生で、小学校の時の生徒さんが頂上で挨拶をされていました。1時間近く頂上で話をして、他の人たちはいなくなり、自分達6名と1匹のみになっていました。一緒に写真を撮り、また来年も元気で再会出来る事を約束して別れました。

帰りは例年のように別の登山道を通って下山することにしました。遠く眼下にクリニックを見ながら、すがすがしい空気と木立の中を森林浴のように心地よく、今年も新たな気持ちで1年を迎えることが出来たことを感謝し、下っていきました。日本酒をいただき、走って酔いが回ってしまいました。フランスにメドックマラソンという大会があり、ワイナリーの中を走り、エイドステーションではワインが振る舞われます。カップ1杯の日本酒でこの調子だと、もしも出場したらふらふらになりそうな感じです。途中にお大師山「金剛寺」にも寄り、今年初めてのお参りをし、午前10時10分に家に戻って来ました。