令和2年6月22日（月）の調理実習は「手巻き寿司」を作りました。参加者は5名でした。
10時に参加者の方が集まり、調理実習がはじまりました。調理の前に、日頃の運動についてみなさんに聞いてみました。プールに行っている人、ウォーキングしている人、昔はしていたが、今はコロナウイルスの影響で何もしていない人などいろいろなお話がありました。みなさん、毎日体重をはかったりして自己管理されていました。次に、木村栄養士がマラソンの77歳部門のランキング1位になり、ランナーズという雑誌の取材を受け、掲載されたのでみなさんに報告をしました。木村栄養士は90歳まで走りたいと話されていました。その後木村栄養士から献立の説明があり、それぞれ担当をきめて、10時40分から調理に取り掛かりました。
“手巻き寿司”の具材は3種類にしました。1つ目は「スモークサーモンとクリームチーズ」、2つ目は「卵焼きときゅうり」3つ目は「ひきわり納豆としそ」です。スモークサーモンは器用にきれいなバラの形に盛り付けてくださいました。ご飯は2種類の型に抜き、木の芽を飾りました。
“小松菜の塩昆布和え”は、小松菜はゆでて塩昆布と和えるだけの簡単なものです。小松菜ではなくほうれん草でもおいしいという話がありました。これは本当に簡単なものなのでおすすめです。
“トマト豚汁”は、豚汁の中にトマトが入った、一風変わった汁になります。トマトのうまみはグルタミン酸、豚肉のうまみはイノシン酸で、２つの違ううまみを使った「うまみの相乗効果」を使っているので、減塩にもおススメです。
デザートは”黄桃のムース風”にしました。いつもはいちごのムース風でしたが、いちごの旬が終わったので、今回は黄桃の缶詰めを使いました。ムースは本来生クリームを使うのですが、この”黄桃のムース風”は、ヨーグルトを代用で使うことで、カロリーを大幅に抑えられました。
12時前にできあがり、食べ始めました。今回のトマト豚汁は野菜と豚肉のうま味がよく出ていて、とてもおいしく仕上がりました。トマトが旬になったので、みなさん家でも作ってみたいと言われていました。精進料理では、野菜のくずで出汁をとるという話がありました。素材を無駄にせず、うま味をいかすことは難しいですが必要だと思いました。
会話の中でツバメの話になりました。先生がツバメは安全な場所に巣を作る、交番に巣を作っていたと話されました。するとみなさんが「それが一番安全じゃね」と笑いが起こりました。
食後のコーヒーを飲み、片付けをし、また次8月にお会いすることを約束し、13時前に解散しました。
献立 6.38単位（510kcal）
手巻き寿司 精白米、酢、スモークサーモン、クリームチーズ、卵、きゅうり、ひきわり納豆、しそ、のり
塩昆布和え 小松菜、塩昆布
トマト豚汁 トマト、豚肉、エリンギ、長ねぎ、味噌
黄桃ムース風 黄桃（缶詰）、ヨーグルト、パルスイート、ゼラチン
