ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2021.02.27

橋本さんが茶話会を開催されました。

令和3年2月27日(土)午後2時から当院に通院している1型糖尿病の橋本 沙織さんが白壁通りにあるちっちゃなカフェ「やないろ」の2階で「一期一会〜病との大切なご縁〜」というタイトルで茶話会を開催され、参加しました。

1月に橋本さんが外来受診した時に2月27日に茶話会を開催することを話され、案内状をいただきました。「やないろ」は夫婦で営まれ、毎週日曜日には「やないしらかべ子ども食堂」を開催したり、月に2回「やない寺子屋」で子供達に勉強を教えたりの活動をされています。そんなことで橋本さんも参加していたのがきっかけで今回の茶話会を開催することになったそうです。会場の広さや密にならないように10名までの予約制で参加者を募集するということで、当院に通院している1型糖尿病患者さんに案内状を郵送し、待合室にも案内状を置いておくことにしました。

午後1時45分頃に「やないろ」に着いて、お店の方に挨拶をして、2階に上がると橋本さんがすでに着いて準備をされていました。当院に通院中の1型糖尿病の患者さん3名も来られ、マスクを皆さんしているので誰かよくわからないでいると、挨拶をされて初めて気がつき、当院に以前勤務していた守冨栄養士のお母さんや知人も参加されていました。結局自分を入れて10名が参加し、ケーブルテレビも取材に来ていました。

午後2時から会が始まりました。橋本さんがわかりやすく資料のパンフレットを作られており、医学的な話もありますが、一般の方が聞いてもわかりやすくなっていました。自己紹介や、これまでの病気のことを、最初に「クッシング病」という病気がわかり手術を受けたこと、その後に「1型糖尿病」を発症し、インスリン治療をしていること、血糖測定もしていること。どちらの病気もあまりポピュラーではありませんが、わかりやすく説明され、自分自身の今の状況やこれまで経過、その時々に感じたことを話されました。病気になったこともネガティブなことではなく前向きに、タイトルにあるように病気と向き合っている話が印象的でした。

午後3時半まであっという間に過ぎ、会はお開きとなりました。参加者も難しい病気で大変な気持ちというよりは、話を聞いて、病気に関わらず、普段の当たり前の生活を大切にして、前向きに生活する重要さを感じておられたと思います。