ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2021.04.12

第530回調理実習「豚肉の南部焼き」

令和3年4月12日(月)の調理実習は「豚肉の南部焼き」を作りました。参加者は4名でした。

10時10分に参加者の方が集まり、調理実習がはじまりました。献立説明の前に、矢野栄養士から南部焼きについての話がありました。「南部焼き」とは、ごまを入れたつけだれにつけて焼いた料理やごまをまぶしつけた焼き物のことです。南部地方(岩手県と青森県にまたがる地域)がごまの産地であることから、ごまを使った料理にこの名がつけられているそうです。また、ごまの栄養についての話がありました。ごまの50%が脂質ですが、そのほとんどが不飽和脂肪酸(リノール酸、オレイン酸)で、コレステロール値を下げるとされています。ゴマにはビタミンEが多く含まれており、ビタミンEには抗酸化作用があります。これは細胞をサビないようにする作用があると言われています。
もち麦には水溶性食物繊維が多く含まれており、食後の血糖値の上昇を抑えたり、コレステロールを包んで排出する働きがあるという話がありました。もち麦10gに約1.3gの食物繊維が含まれています。食物繊維は1日に20~25g摂取することが望ましいとされています。日本人の死因の原因に大腸がんが増えています。食物繊維の摂取は大腸がんの予防にもなるそうです。その後、今日の献立の説明があり、それぞれ担当をきめて、10時30分から調理に取り掛かりました。

“豚肉の南部焼き”は、豚肉を卵やしょうゆなどを入れた漬け汁にさっとくぐらせ、豚肉にごまをまぶしてオーブンで焼きます。
“ほうれん草のソテー”は、ほうれん草はゆでて4cmの長さに切ります。エリンギも同じ長さの短冊に切ります。フライパンにバターを入れて炒めて、塩こしょうで味を調えて、ミニトマトと一緒に盛り付けます。今回はミニトマトを湯むきしました。
“大根の煮物”は、大根はいちょう切り、人参は型で抜き、しょうがはせん切りにします。イカは食べやすい大きさに切ります。鍋に水と調味料を入れて、大根と人参が柔らかくなるまで煮ます。イカとしょうがを入れてさらに煮て、器に盛ります。今回は新鮮な水イカを使用しました。水イカは煮物に向いているらしく柔らかく仕上がっていました。

“大根の木の芽みそ和え”は、大根は皮をむいて短冊切りにし、塩をしておきます。今回はかぶが手に入らなかったので大根で代用しました。参加者の方が木の芽を持ってきてくださったので木の芽味噌にしました。鍋にみそ、みりん、水を少し入れて火にかけます。少しとろっとしたら火からおろし、粗熱が取れたら木の芽のすりおろしを加えて混ぜます。水気をきった大根を入れて和えて盛り付けます。
“中華風クリームスープ”は、白菜はざく切り、しめじは小房に分け、ハムは角切りにします。鍋に水を入れ煮立ったら、具材と中華だしを入れて煮ます。火が通ったら、牛乳を加えて塩で味を調えます。最後に水溶き片栗粉を入れてとろみをつけます。
“伊予柑ゼリー”は、伊予柑の缶詰を実と汁で分けて、実はミキサーにかけます。溶かしたゼラチンにミキサーをかけた伊予柑を混ぜながら入れ、容器に注ぎ、冷やし固めます。今回はミントを飾りました。

12時10分にできあがり食べ始めました。
今回は参加者のみなさんがお花を沢山持ってきてくださいました。アイリスや石楠花、ボタンなどが食卓を彩りました。綺麗なお花が沢山あって、気持ちも晴れ晴れしました。みなさんの手際がよかったので、ご飯は型で抜いて黒ゴマを上にまぶし、木の芽を添えました。
参加者の方がカリフラワーを茹でて酢に漬けて食べると言われていました。ピクルスのようなもので美味しそうだと思いました。これから夏に向けて暑くなるので保存にもなるし、酸味がサッパリしているので作ってみようと思います。

食後のコーヒーをいただき、後片付けをし、また6月にお会いすることを約束し、13時に解散しました。

献立 6.47単位(518kcal)
ご飯 精白米、もち麦、黒ごま
豚肉の南部焼き 豚ヒレ肉、鶏卵、しょうゆ、みりん、小麦粉、いりごま
ほうれん草のソテー ほうれん草、エリンギ、バター、ミニトマト
大根の煮物 大根、人参、いか、しょうが、しょうゆ、酒、みりん、砂糖
大根の木の芽みそ和え 大根、みそ、みりん、酢、木の芽
中華風クリームスープ 白菜、しめじ、ハム、牛乳、中華だし、片栗粉、パセリ
伊予柑ゼリー 伊予柑(缶)、ゼラチン、ミント