令和3年4月16日(金)の調理実習は「鮭の混ぜ寿司」を作りました。参加者は7名でした。
10時に参加者の方が集まりました。献立説明の前に、濱栄養士から鮭の混ぜ寿司についての話がありました。市販の散らし寿司のカロリーと塩分は高く、「すし太郎」は2人前で147Kcal、塩分が5.8g含まれています。市販の物は、砂糖も入っているため糖質も多く含まれています。人口甘味料を使ってヘルシーな寿司酢にしました。散らし寿司は具材にお好きな物を入れてアレンジすることもできます。夏は刻んだミョウガを加えてさっぱりさせたり、冬は柚子の皮を刻んで実を絞って酸味を調節できるなどの話がありました。
献立に”小松菜とひじきのごま炒め”があったため、小松菜の使い方のお話になりました。小松菜を毎日味噌汁に入れる方と、炒飯に入れる方がいらっしゃいました。小松菜はほうれん草よりもカルシウムや鉄分においては、多く含んでいます。アクがないため使いやすいとのお話がありました。その後、今日の献立の説明があり、それぞれ担当をきめて、10時45分から調理に取り掛かりました。
“鮭の混ぜ寿司”は、鮭に塩をふり、少しおいて水気をふき取ります。米の上に鮭をのせて炊飯器で一緒に炊きます。えびはゆでて、殻をむいて半分に切り、甘酢に漬けます。きゅうりは蛇腹切り、とうもろこしの缶詰は汁を切っておきます。今回は人参を花人参にして、椎茸は別の鍋で下味を付けました。卵で錦糸卵を作ります。ご飯が炊けたら鮭を取り出してほぐします。ご飯にすし酢を混ぜ、ほぐした鮭、とうもろこしを入れてよく混ぜます。器に盛り付け、えびと椎茸、花人参、錦糸卵しそを飾ります。
“小松菜とひじきのごま炒め”は、ひじきは水でもどしておきます。小松菜は3cmの長さに切り、人参は千切りにしておきます。人参は少しゆでておきます。フライパンにごま油を熱し、小松菜、にんじん、ひじきを炒めて味付けをします。最後にすりごまを入れます。
”ゆかり和え”は今回は細めの千切りにして、茹でます。水気を切って、ゆかりと千切りにしたシソを入れて混ぜ合わせます。
“豆腐としいたけのとろみスープ”は、しいたけは薄切り、豆腐は1cm角に切り、かにかまぼこはさいておきます。鍋に水と調味料を入れて、ひと煮立ちしたらしいたけとかにかまぼこを加えて煮ます。豆腐を入れて、水溶き片栗粉でとろみをつけて、卵をまわし入れます。器に盛り、三つ葉を飾ります。
デザートの“チョコ風寒天”は、いちごは飾り用に切っておきます。ココアとパルスイートを少量の牛乳で練ります。鍋に牛乳と練ったココアを入れて沸騰しないようによく溶かします。別の鍋に粉寒天と水を混ぜ、2分間煮溶かします。牛乳と合わせて型に入れて冷やし固めます。器に盛り、ホイップクリームといちご、ミントの葉を飾ります。
12時前にできあがり食べ始めました。
みなさんの手際が良かったので混ぜ寿司は型で抜いて、盛り付けも豪華になりました。
参加者の方が、普段はデザートを作らないけど、ここで作るのは楽しいと言ってくださいました。とても嬉しかったです。デザートの”チョコ風寒天”は、ココアパウダーとパルスイートを使っているのでカロリーカットのデザートになっています。板チョコ1枚50gで300kcalあり、糖質30g脂質20gあります。チョコ風寒天は糖質5g脂質3gに抑えてあります。皆さんから好評でした。
食後のコーヒーをいただき、後片付けをし、また6月にお会いすることをお約束し、13時に解散しました。
献立 6.44単位(515kcal)
鮭の混ぜ寿司 精白米、酢、ラカント、塩、鮭、えび、卵、きゅうり、椎茸、人参、とうもろこし(缶詰)、しそ
小松菜とひじきのごま炒め 小松菜、人参、ひじき、ごま、しょうゆ、砂糖
ゆかり和え キャベツ、ゆかり、シソ
豆腐としいたけのとろみスープ 木綿豆腐、鶏卵、しいたけ、かにかまぼこ、三つ葉、薄口しょうゆ、塩
チョコ風寒天 牛乳、いちご、ホイップクリーム、パルスイート、ココアパウダー、粉寒天