糖尿病教室の6月と12月は通常とは異なり、食事や運動などのトピックスをテーマに開催しています。令和3年6月27日（日）の糖尿病教室は「カロリーを見直してみよう」で、28名の方が参加しました。

例年6月、12月の糖尿病教室は何かトピックスをしています。これまで糖質、たんぱく質、脂質などの栄養素と健康についてトピックスで扱ってきました。見た目の量とカロリーが必ずしも比例せず、あまり食べ過ぎていないようで、意外にカロリーがあったりします。「私は食べ過ぎていないのに、体重は減りません。」と言われる方もいます。ゲーム感覚で実際の食品を見ながら、カロリーを考えて、うまく取りすぎを防ぐ勉強をしてみました。

今回選んだ食品は、スーパーやコンビニの「惣菜」、「麺類」と「間食」の3種類のテーマにして、各々15品目程度を選んで展示し、どんな食品をよく食べるかを選択してもらうことにしました。1時間という限られた時間内で、食品を選択し、その説明をするために、参加者を3グループに分けて、各々のテーマの食品を5品目選んでもらうことにしました。

院長の挨拶と今日のトピックスの説明をして、参加者を9名〜10名の3グループに分けて、各々のテーマのところで自分のよく食べる食品のカードを5品目選んでもらいました。共通のテーマとして、ご飯100g、150g、200gをよそったお茶碗をみて、いつも食べるご飯の量に近い量を選んでもらいました。あとは6枚切りの食パン半枚、1枚、2枚を展示し、1食で食べるパンの量も選択してもらいました。選択した食品のカロリーを想像して、カードに記入してもらいました。

それから各コーナーの食品のカロリーや取り方の注意点が栄養士より説明がありました。最後に一日1600kcalの献立のフードモデル、一食あたり500kcalちょっとになり、ポテトチップ1袋や焼きそばUFOと同じカロリーで、いろんな栄養素を含んでいる方がよく、カロリーの質も大事であることの説明があり、1時間の教室が終わりました。教室の後も質問のある方は残り、個人的に栄養士に質問されていました。