ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2021.07.16

第540回調理実習「冷製パスタ」

令和3年7月16日(金)の調理実習は「冷製パスタ」を作りました。参加者は4名でした。

10時10分に参加者の方が集まり、調理実習がはじまりました。献立説明の前に、スパゲティについての話がありました。パスタのスパゲティは糖尿病の食品交換表の中では表1になり、ごはんの仲間です。ご飯はお茶碗一杯で約150gあります。ご飯の1単位は50gなので、150gは3単位ということになります。ではスパゲッティ60gは何単位になるでしょうか。スパゲティ1単位は乾麺で20gなので、60gで3単位です。スパゲッティは1束100gあるので、1人前だと思って全部食べてしまうと5単位摂ってしまう事になるため、食べ過ぎには気を付けましょう。
その後、献立の説明があり、それぞれ担当をきめて、10時30分から調理に取り掛かりました。


”なすの冷製パスタ”は、なすは1cm幅の半月切りにします。なすを水にさらし、水気を切ります。みょうがは輪切りにし、大葉は千切りにします。人参は半月切りにして茹でます。生姜はすりおろしておきます。
フライパンにごま油をひいて、いかを炒めます。次になすを入れて炒め、人参、おろししょうが、ポン酢、めんつゆを入れ軽く炒め、全体がなじんだら火からおろして冷まします。
沸騰したお湯に塩を入れ、スパゲティーを茹で、流水で洗って冷まします。スパゲティーにみょうがを入れて絡め、具材を盛り付け、大葉を飾ります。


”鶏肉のケッカソース”は、トマトを湯むきして、5mm角に切ります。同じようにパプリカ、きゅうりも切り、ボウルに野菜を入れてバジル、塩コショウで混ぜ合わせます。
鶏肉は酒とバジルでもんでおきます。230度に温めたオーブンで12分焼きます。皿にレタスをひいて、鶏肉を盛り、ケッカソースをかけます。
”アスパラガスのチーズがけ”は、アスパラは3cm長さに切り、下湯でします。パプリカは細切りにします。
フライパンでアスパラとパプリカを炒めて、塩コショウで味を整え、パルメザンチーズをかけます。
”ズッキーニのスープ”は、ズッキーニとたまねぎを薄切りにし、炒めます。水とコンソメを加え柔らかくなるまで煮ます。
ミキサーにかけて豆乳を加えて塩コショウで味を整えます。
”マンゴープリン”は、ゼラチンをふやかしておきます。マンゴーは今回缶詰を使用しました。実と汁に分けます。マンゴー、牛乳、ヨーグルトをミキサーにかけてザルで漉します。器に流しいれて、冷凍庫で約25分冷やし固めます。

12時にできあがり食べ始めました。
今回は参加者の方がお花をたくさん持ってきてくださいました。立派な百合や吾亦紅、クチナシなど色とりどりのお花が食卓を彩りました。他にも、自宅で栽培したきゅうりを持って来て下さったので、浅漬けにしていただきました。とても美味しかったです。 
参加者の方が、この献立は今の季節の野菜が沢山摂れるから良いねと言ってくださいました。献立を考えた矢野栄養士も嬉しそうでした。この献立は1食で214gの野菜が入っているので、しっかりと野菜を食べることが出来ます。野菜は1日淡色野菜と緑黄色野菜を合わせて350g以上食べるのが望ましいとされています。
他にも、「ベジチェック」というものがあって手を機械にかざすだけで自分が摂取した野菜の量が分かるものを体験したと教えてくださいました。どのようなものか調べて見たところ、LEDを搭載したセンサーに手の平を当てるだけで野菜摂取の充足度を測定することができる機器で、皮膚のカロテノイド量を測定することで、野菜摂取の充足度・野菜摂取量の推定値を表示してくれるもののようです。自分の野菜摂取量の結果はどうなのかやってみたいですし、レンタルやリースもしているようなので栄養食事指導にも使えそうだなと思いました。
食後のコーヒーをいただき、後片付けをし、また次9月にお会いすることを約束し、13時に解散しました。

献立 6.8単位(544kcal)
ナスの冷製パスタ スパゲティー、いか、なす、人参、みょうが、しそ、ポン酢、めんつゆ
鶏肉のケッカソース 鶏もも肉、トマト、黄パプリカ、きゅうり、レタス、バジル
アスパラの粉チーズかけ アスパラガス、赤パプリカ、パルメザンチーズ
ズッキーニのスープ ズッキーニ、たまねぎ、豆乳、コンソメ、塩、パセリ
マンゴープリン マンゴー(缶)、牛乳、無糖ヨーグルト、ゼラチン、チェリー缶