令和3年9月10(金)の調理実習は「魚のだしあんかけ」を作りました。参加者は4名でした。
10時10分に参加者の方が集まり、調理実習がはじまりました。今回の献立は栄養士の下田が初めて考えた献立です。メインの「だしあんかけ」も、「ミルク豚汁」もしっかりカツオと昆布で出汁を取って、出汁を効かせて減塩できるようになっているものです。「だしあんかけ」は具材にあんが絡むので味を感じやすくなります。「ミルク豚汁」は豚汁に牛乳を加える事で、牛乳のコクで味噌の量を減らしてもまろやかな美味しさになっているかと思います。実際にお味噌汁では通常1人前13~15gの味噌を入れますが、今回のミルク豚汁は約半分の量の7gの味噌を使用しています、というお話がありました。
みなさんのご自宅で作るおにぎりは、三角形か俵形かという話題になりました。みなさん三角に握るお家が多いようでした。調べてみると、三角形、俵形、円形、球形が主流のようでした。東日本では海苔は焼き海苔を巻いて風味を味わう傾向にあり、西日本では味付海苔を巻いて味わう傾向にあるということがわかりました。
その後、献立の説明があり、それぞれ担当をきめて、10時30分から調理に取り掛かりました。
”ご飯”は、お米を洗って、いつも通りの水加減で釜にセットします。
”魚のだしあんかけ”、今回の魚はタラにしました。毎回魚が違うものにしているので、魚料理の勉強にもなるし面白いです。魚に塩コショウ少々をし、10分程度おいて水気をふき取ります。小麦粉を均等にまぶし、油をひいた鍋で揚げていきます。油を切って、器に盛ります。フライパンで切っておいたパプリカとピーマン、えのきを炒めてだしを加えます。調味料を加えてとろみを付けたら魚の上にあんかけをかけます。付け合わせに黄色パプリカ、紅葉を乗せ、花型に抜いて湯がいた人参を乗せます。盛り付けがとても豪華になりました。
”トマトときゅうりのさっぱり和え”は、トマトは1口大に切って、種を取ります。きゅうりは乱切りにして、うすしおをしておきます。大葉は千切りにして、水にさらします。ツナは水切りします。調味料とトマト、きゅうり、大葉を和えます。盛り付ける時に上からツナを盛ります。
”ミルク豚汁”は、豚肉は食べやすい大きさに切ります。なすは1cmの輪切りにし、水にさらします。人参はいちょう切りに、こねぎは小口切りにします。フライパンで肉を焼き、油を出した所に玉ねぎを加えて少し炒めます。別の鍋にフライパンで焼いた肉と玉ねぎを入れて、野菜を加え野菜が柔らかくなるまで加熱します。アクを取り、味噌を溶き入れ、牛乳を加えます。再度加熱し、こねぎを散らします。
”ぶどうゼリー”は、ゼラチンを水と合わせて混ぜておきます。ぶどうは皮をきれいにむき、カップに入れます。水とパルスイートを鍋で加熱し、ぶどうジュースを入れ混ぜます。湯せんで溶かしたゼラチンとレモン汁を加えて、よく混ぜたらカップに注ぎます。冷凍庫で40分程冷やし固めます。
12時にできあがり食べ始めました。
今回の参加者の方の中に、ピーマンとパプリカが苦手な方がいらっしゃいましたが、頑張って完食しておられました。私も見習わなければと思いました。
院長から次回の調理実習のご案内がありました。次回の献立は木村栄養士が考えた「ササニシキを使った精進握りずし」です。食後にはお抹茶と「ひがしや」さんの特別な和菓子を楽しむことができます。店頭には置いていない、その日の為にご用意してくださる和菓子だというお話を聞いて、みなさん楽しみにしていらっしゃる様子でした。
今回の調理実習も楽しい時間を過ごすことができました。
食後のコーヒーをいただき、後片付けをし、また次11月にお会いすることを約束し、13時に解散しました。
献立 6.9単位(552kcal)
ご飯 精白米
魚の出汁あんかけ タラ、小麦粉、ピーマン、赤パプリカ、えのきたけ、黄パプリカ、茗荷、人参、かつお昆布出汁、薄口しょうゆ、食塩、片栗粉、サラダ油
トマトときゅうりのさっぱり和え トマト、きゅうり、ツナ缶水煮、青じそ、酢、砂糖、濃い口しょうゆ
ミルク豚汁 豚もも肉、なす、たまねぎ、しいたけ、人参、サラダ油、かつお昆布出汁、牛乳、麦みそ、こねぎ
ぶどうゼリー ぶどう、ぶどうジュース、ゼラチン、パルスイート、レモン汁