令和4年7月5日から14日まで、Dexcom社から新しく発売されたG6をまずは自ら試してみることにしました。比較のため、以前から使用している、フリースタイルリブレも装着して、数値や使い心地を調べてみました。
正確にはCGM(Continuous Glucose Monitoring)は皮下組織のブドウ糖濃度を測定しており、血糖値を反映しているため、最近は保険適用も拡大し、よく使用されるようになりました。
G6は3つのパーツからなり、皮下に針をさしてブドウ糖濃度を測定するセンサー、それをモニターに伝えるトランスミッター、その情報を表示するモニターよりなっています。いつも使用しているフリースタイルリブレも一緒に付けて、測定して比較してみることにしました。センサーは10日間持続して、測定できます。そのデータを解析して、グラフ化します。
G6のセンサーは腹部に、リブレは上腕の後ろ側に、アプリケーターで装着します。数値を比較すると全く一致することもありますが、大体10以内の差があります。食後の数値はリブレの方が高めに出る感じでした。
10日経過後、パソコンで解析し、10日間を通しての変動の平均(中央値)や各々毎日の血糖の変動のグラフが表せます。どちらも同じようなパターンと内訳でした。推定HbA1cは5.8%(リブレ)と5.3%(G6)で、期間中(7月6日)に測定したHbA1cは5.6%で、両者の推定値の中間といった所でした。
日々の血糖変動も、日付の並びが上下逆の順ですが、パターンは類似していました。装着感はどちらもつけているのを普段は忘れているくらいに、何も感じませんでした。G6のセンサーはお腹につけるので、つける位置を考えないと、ランニングでウエストポーチをつけるときに当たったり、擦れたりしないか気になります。リブレは腕の裏側に装着しますが、この時期半袖だとちょっと見えたりするので、気になったりすることはありますが、「何ですか?」と質問されることはありませんでした。装着中に胸のレントゲンを撮る機会がありましたが、そのまま撮影しても問題はありませんでした。直接の照射範囲内にはなかったこともあるかもしれません。