ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2022.07.22

新しい持続血糖測定器を試してみました。

令和4年7月5日から14日まで、Dexcom社から新しく発売されたG6をまずは自ら試してみることにしました。比較のため、以前から使用している、フリースタイルリブレも装着して、数値や使い心地を調べてみました。

正確にはCGM(Continuous Glucose Monitoring)は皮下組織のブドウ糖濃度を測定しており、血糖値を反映しているため、最近は保険適用も拡大し、よく使用されるようになりました。

フリースタイルリブレのセンサー
G6のセンサーとトランスミッター
同時に測定した、左がリブレ、右がG6のモニター

G6は3つのパーツからなり、皮下に針をさしてブドウ糖濃度を測定するセンサー、それをモニターに伝えるトランスミッター、その情報を表示するモニターよりなっています。いつも使用しているフリースタイルリブレも一緒に付けて、測定して比較してみることにしました。センサーは10日間持続して、測定できます。そのデータを解析して、グラフ化します。
G6のセンサーは腹部に、リブレは上腕の後ろ側に、アプリケーターで装着します。数値を比較すると全く一致することもありますが、大体10以内の差があります。食後の数値はリブレの方が高めに出る感じでした。

10日経過後、パソコンで解析し、10日間を通しての変動の平均(中央値)や各々毎日の血糖の変動のグラフが表せます。どちらも同じようなパターンと内訳でした。推定HbA1cは5.8%(リブレ)と5.3%(G6)で、期間中(7月6日)に測定したHbA1cは5.6%で、両者の推定値の中間といった所でした。

フリースタイルリブレ
Dexcom G6

日々の血糖変動も、日付の並びが上下逆の順ですが、パターンは類似していました。装着感はどちらもつけているのを普段は忘れているくらいに、何も感じませんでした。G6のセンサーはお腹につけるので、つける位置を考えないと、ランニングでウエストポーチをつけるときに当たったり、擦れたりしないか気になります。リブレは腕の裏側に装着しますが、この時期半袖だとちょっと見えたりするので、気になったりすることはありますが、「何ですか?」と質問されることはありませんでした。装着中に胸のレントゲンを撮る機会がありましたが、そのまま撮影しても問題はありませんでした。直接の照射範囲内にはなかったこともあるかもしれません。

リブレ
G6