ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2023.04.06

クリメシ(まかないー216「ぶりの照り焼き」)

平成26年3月より月2回「まかない」を始めました。NHKの「サラメシ」を真似て、「クリメシ」と名付けました。令和5年4月6日(木)は「ぶりの照り焼き」で、12名が参加しました。3分間スピーチは木村栄養士。

今回のまかないは、最近まかないでは肉料理が多かったので魚を使った和食にしました。
”ぶりの照り焼き”は、ぶりに軽く塩と酒をふり、調味液に浸けておきます。180度のオーブンで20分焼き、焦げ目をつけるのに220度でさらに5分焼きました。
”キャベツの信田巻き”は、キャベツはしんなりするくらいゆでます。油揚げは長い1辺を残し3辺を切って開き、油抜きします。人参と大根は1㎝角、油揚げの長さに切り、かんぴょうは洗って塩もみをし、塩を洗い流して水気を絞っておきます。油揚げにキャベツをしき、人参と大根を市松模様になるよう交互において巻いてかんぴょうで結びます。だし汁、砂糖、塩、醤油で野菜が柔らかくなるまで煮ます。切り分けて盛り付けます。

”ほうれん草のごま和え”は、ほうれん草はゆでて3㎝の長さに切り、しめじは小房に分けてゆでます。水気を切って調味料で和え、盛り付けます。
”キャベツのドレッシング和え”は、信田巻きに使ったキャベツが残ったのでドレッシングで和えて一緒に盛り付けました。ドレッシングは木村栄養士が手早く作ってくれました。みなさんからとても好評でした。
”若竹汁”は、たけのこは縦4つに切り、更に薄切り、わかめは水で戻します。鍋にだし汁、たけのこを入れ中火にかけ2~3分煮ます。醤油で調味し、わかめを入れ一煮立ちしたら器に盛り、三つ葉と花形の人参を飾ります。
”寒天寄せ”は、イチゴをミキサーにかけます。鍋に水と粉寒天、パルスイートを入れよく混ぜ、沸騰したら2分間煮溶かします。少し冷めたらミキサーにかけたイチゴを加えてよく混ぜ、容器に入れ冷蔵庫で冷やします。

まかないアンケート(計12名)
1.好きな魚介類はなんですか? たい:4名、さば、かき、えび:3名、さけ、アジ、いか、サンマ、アワビ、生うに、いくら、かに、サーモン、車えび、全般的に何でも好き:各2名、太刀魚、イワシ、メバル、のどぐろ、あさり、ぶり、さわら、サザエ、ヒラメ、たこ、:各1名
2.腹何分 腹8分:1名、腹9分:2名、満腹:9名
3.今日のまかない、星いくつ 全員星3つ
4.感想:ぶりの照り焼き、しょうがが効いていて臭みもなく身も柔らかくておいしかったです。自分で作ると味が濃くなってしまいます。薄味でしょうががよく効いていました。
信田巻きは、薄味で味がしみておいしかったです。とてもおいしかったので今度作ってみたいと思います。
ほうれん草のごま和えにしめじを入れた事がなかったのですがおいしかったです。家でやってみます。
初物のたけのこが春らしさを感じられて良かったです。寒天寄せも色あざやかでおいしかったです。酸っぱさが少しあり、甘味もありおいしかったです。
キャベツのドレッシング和えはさっぱりしていました。付け合わせのキャベツが一番気に入りました。

3分間スピーチ(要旨)「初釜で正客しました」 木村栄養士

長野マラソン出場しますのでその時の事を記事にさせていただくつもりでした。
思いのほか3分間スピーチの順番が早めにきましたので本年の初釜で正客をしました。というより、させていただきましたのでこれについて報告します。

初釜とは新年を迎えて初めて釜をかけることから、初釜と呼ばれ、年が明けて最初に行われる茶会のことです。 新年最初のお稽古はじめの日でもあります。
表千家の初釜は茶道関係者でなくても招待されますが、一方で裏千家では茶道関係者のみで行われるようです。
初釜の着物は訪問着、付け下げ、紋付きの色無地などのフォーマルな装いが基本ですが、初釜の着物に新年らしい華やかさを求めるのであれば、訪問着がオススメとあります。
私も一張羅を着ていきました。悲しいかな自分で着れないので和美さんが着付けしてくれ、車は自分で運転です。
事故が怖いので足袋履いて草履はブレーキ等があぶないので運動靴を履いたら入りましたのでそれで運転です。
茶道では一番目に座るお客を正客といい、茶道に精通している人が選ばれます。私が精通しているのでなくその時適当な人がいないので私にされたようです。

まず
1.席入り
正客から順に、掛け物や花入れ、釜を拝見します。掛物は「旭日静波」です。朝日が昇るということで希望溢れる新年に一歩ふみだすという意味があるようです。
2.初炭
釜に亭主(先生)炭を入れる様子を拝見。おすみ手前と言います。大事なお点前です。今回先生は炭を自分で切ってされました。省かれるときがありますが先生が自らおすみ手前をされてびっくり!です。
3.懐石料理
料理が振る舞われますが今回は参加者が一人1品持ち寄りで、ない物を先生が用意されました。私はたたきごぼうを作りました。各自それぞれ趣向こらされて美味しい料理でした。塗りの器は全部輪島塗でした。
4.主菓子
お菓子は虎屋の羊羹です。
5.仲立ち
招待客はいったん席を立ちます。この間、亭主(会の主人)は掛け物をしまったり、花を飾り直したりと席を改めます。
6.濃茶 客は二度目の席入りをし、お点前が始まります。濃い抹茶をいただきます。一つの茶わんを3〜5名ほどで回しますがコロナが怖いので先生または水屋の方が一人づつたれられました。大変だったと思います。この時正客はお道具についてお聴きします。聞いてあげるのがだいじなのです。亭主が考えてのお道具ですので如何に上手に聞くかです。それなりに正客も知識が必要です。正客が詰まったときは次客が援助します。次客の役は大事です。
7.薄茶
干菓子と濃茶よりも少し薄めのお茶をいただきます。
もうしけないくらいさっくりの説明です。先生は本年で87歳ですが、お道具の準備、料理、家の掃除、お炭の用意、初釜でのしつらいまあ!よくされたとただ、ただ感心しました。
茶道って季節感、料理、お花、道具、灰、お炭、着物、客の選択 それに肝腎の茶室、奥も巾も深く、広いです。私はまだまだ先生の足もとにも及ばないと思った次第です。
本当に良き経験させていただき感謝です。鳥村先生ありがとうございます。
私も我が家で茶会をしたいという思いはありますが、空想で終わるでしょう!
以上です。

献立 7.53単位(602.4kcal)
ごはん 精白米
ぶりの照り焼き ぶり、しょうが、しょうゆ、みりん、しそ
キャベツの信田巻き 油揚げ、キャベツ、人参、大根、かんぴょう、インゲン、だし汁、砂糖、しょうゆ
ほうれん草のごま和え ほうれん草、しめじ、ごま、しょうゆ、砂糖
キャベツのドレッシング和え キャベツ、酢、サラダ油、塩、コショウ
若竹汁 たけのこ水煮、乾燥わかめ、人参、三つ葉、だし汁、薄口しょうゆ
寒天寄せ いちご、パルスイート、粉末寒天