ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2023.06.24

山口県1型糖尿病患者会「山口会」講演会

令和5年6月24日(土)、福岡市の南昌江内科クリニック、南糖尿病臨床研究センター センター長、前田 泰孝 先生より「1型糖尿病と人生の虹」というタイトルで講演をされ、80名が参加しました。

午後3時30分より、山口市湯田のホテルニュー田中で開催されるので、準備のため診療を午前11時半までにして、車で向かい会場には午後2時過ぎ頃到着しました。席と席の間もスペースを取るようようにして、80名程度の座席数にしました。

演者の先生とはメールで何度かやり取りをして、準備を進めていきました。午後3時頃会場に来ていただき、最終の打ち合わせとスライドの試写をしました。ホテルで別のイベントがあり、ホテルの駐車場がいっぱいで参加者の人が駐車場捜しに時間がかかり、開始時間を15分ほど遅らせることにしました。

午後3時45分から午後5時過ぎまで、前田泰孝先生から「1型糖尿病と人生の虹」と題して講演をされました。最初に、ご自身の病気の発症から経過について話をされ、医学生の21歳の時に1型糖尿病を発症し、最初にインフルエンザのような症状があったこと、腹痛が起こり救急車で搬送されて、そこで糖尿病が見つかったこと。福岡のサマーキャンプに参加したこと。岡田先生や南先生などいろんな先生との出会いがあったこと。などの話がありました。卒業後、九州大学第3内科に入局、米国マサチューセッツ州ボストンのジョスリン・クリニックに留学したこと。今回のタイトルにもある「人生の虹」ということに関する資料をあらかじめ頂いており、受付時に参加者に渡していました。自分自身のライフキャリアーを理解する教育理論として「ライフキャリアレインボー」というのものがあり、ライフロール(役割)とライフステージ(年代)を虹のようにアーチにして、人生を視覚的に理解するのに役立ち、1型糖尿病にも応用できることの説明を受け、実際に考えてみました。血管合併症には酸化ストレスが関わり、ビリルビンやアルブミンなどの体の中にある物質が酸化トレスから保護する働きがあること、ジョスリン博士の提唱した「トロイカ(3頭馬車)」インスリン(薬物療法)だけでなく食事や運動がうまくできないと、良好はコントロールできないなどの説明がありました。食事の内容や運動と血糖変動の関係、インスリン治療やポンプ、CGM、症例の提示など幅広く、分かりやすく講演されました。

講演の後の質疑では「運動」「演者の先生の現在の治療法」「インスリンについて」「インスリンポンプについて」など多くの質問がありました。講演終了後も、講師の方と多くの参加者が個人的に挨拶や質問などで午後6時過ぎまで、熱心に話しをされていました。

例年、講演後は場所を変えて有志と演者の先生を囲んで食事会をしています。今回は全員で8名で午後6時半から食事会をし、各々が簡単な自己紹介をして、講演や留学時代のこと、趣味のことなど話しも弾みあっという間に時間が過ぎて、そろそろということで午後9時過ぎにお開きとなりました。

翌日、6月25日(日)は朝、午前5時起床、すでに外は明るくなっています。午前6時前にホテルから、いつものザビエル教会、国宝瑠璃光寺五重塔、一ノ坂川までジョッギングし、ホテルに戻ってきました。五重塔は改修中で、足組と養生シートに覆われていました。途中の林に鷺の群れが巣を作っていました。朝風呂に入りさっぱりしました。

ザビエル教会
瑠璃光寺五重塔は改修中
鷺の群れ

朝食のビュッフェは、ご飯with納豆と海苔の和食になりました。卵がなく、卵かけご飯は無しでした。今日はカレーとパンは無しにすることにしていましたが、コーヒーを取りに行った時に、「焼き立てクロワッサンができました。」と案内にあり、ついつい2個撮ってしましましたが、焼き立ては熱々でおいしかったです。ゆっくりとした朝を過ごす事が出来ました。チェックアウトのギリギリの午前10時までホテルにいました。

焼き立てクロワッサン

帰りに昨年も行った「やまぐちの薪屋さん」によって、予約していた薪ストーブ用の薪を購入しました。車に薪を積み込み、320キロになり、1キロ70円+消費税で料金を払い、途中モンベルの店により、午後0時過ぎに柳井に戻って来ました。勉強、食事会に運動と盛り沢山な週末となりました。