令和6年1月1日（日）琴石山の山頂（標高545m）より初日の出を見ました。今年も患者さんと頂上でお会いしました。

例年、特に予定がなければ琴石山に上り、初日の出を見るようにしていました。12月に患者さんが外来受診された際に「来年も琴石山に登り、初日の出を見ます。」と言われていました。

12月31日は午前中雨でしたが、午後から晴れ間も出て、元旦は晴れの予報で初日の出を見る事が出来そうでした。「紅白歌合戦」を途中まで見て、午後10時過ぎには就寝、午前4時半に起床。家を5時40分に出発。空には星が見え、月も出ていており、初日の出を見ることができそうです。ヘッドライトを着けて上り、徐々に空も明るくなり、残り700mからは車道から登山道となり、午前7時過ぎに頂上に到着。患者さんは既に到着し挨拶をしました。今年は久しぶりに患者さんの同級生が一人おられました。お雑煮を準備し、今年は友達と荷物を分担され、背負って持ってこられました。他の患者さんからも声をかけられ、挨拶をしました。

今年は頂上には昨年よりさらに多く100人くらいが、家族や知人同士で登り、日の出を待っていました。初日が出る周防大島の山の上にはいつもより多く雲がかかり、日の出が遅くなりそうです。雲が太陽に反射して黄色に光り後光がさすような幻想的な風景となりました。7時30分過ぎに太陽が出て、完全な丸い日の出を見る事が出来ました。初日の出を見た後に患者さんの持って来たカップの日本酒と具沢山のお雑煮をおかわりをしていただき、美味しく気分もほっとしました。

患者さんの知人で奥さんが当院に通院している男性、以前白い大きなセントバーナードを連れて上ってきた男性も加わり、近況を話しながら食事をしました。温かいものを食べると体も温まり、お腹もいっぱいになり、晴れの日、ご来光、お雑煮、お酒をいただき、晴れやかな気持ちで1年の最初の日を迎えることができました。一緒に写真を撮り、また来年も元気で再会出来る事を約束して別れました。

帰りは例年のように別の登山道を通って下山することにしました。遠く眼下にクリニックを見ながら、すがすがしい空気と木立の中を森林浴のように心地よく、今年も新たな気持ちで1年を迎えることが出来たことを感謝し、下っていきました。日本酒を1合飲んで、体を動かすと、酔いが回ってきて、フワーとなり、ゆっくりと下って行きました。途中にお大師山「金剛寺」にも寄り、今年初めてのお参りをし、午前10時に家に戻って来ました。12.7キロ、4時間14分でした。