平成26年3月より月2回「まかない」を始めました。NHKの「サラメシ」を真似て、「クリメシ」と名付けました。令和6年5月23日(木)は「ピーマンの肉詰め」で、13名が参加しました。3分間スピーチは大久保事務員。
今回のまかないは、”ピーマンの肉詰め”を作ることにしました。
”しそごはん”は、まず塩でしその灰汁を抜き、千切りにしたものを温かいご飯に混ぜます。その後、ごまをすって混ぜ込んだら完成です。
”ピーマンの肉詰め”は、豚挽き肉を粘りが出るまでこね、そこにみじん切りした人参、玉ねぎを加えます。ピーマンは縦半分に切り、ひき肉だねを詰めていきます。この時、ピーマンのヘタ部分は落とさず、つけたままにすることで、剥がれにくくなります。180度に予熱したオーブンで15分火を通し、さらに200度5分で焼き色をつけます。付け合せにはせんぎりしたキャベツとにんじんを盛り付けました。
”茹で大豆とひじきの辛子マヨネーズ和え”は、まず芽ひじきを戻してさっと茹で、水気を切ります。そこに斜めに切って塩もみしたきゅうりを加え、マヨネーズと練りがらしで和えるだけです。辛さはお好みで調節してください。
”ミニトマトと小松菜のスープ”は、鍋に水とコンソメを入れ、ざく切りにした小松菜と、半分に切ったミニトマトを入れて煮立てます。味付けはコンソメとこしょうのみですが、小松菜からだしが出るので、あまり味付けはいりません。
”レモンかん”は、鍋に水と粉寒天を入れてしっかり煮立て、混ぜながら2分加熱して煮溶かし、レモン汁とパルスイートを加えます。熱いうちに流し缶に入れて冷やし固めます。固まったら食べやすい大きさに切り、器に盛り付けて飾り切りしたオレンジを添え、コンデンスミルクを食べる直前にかけます。器に盛り付ける際に、2色の紅葉を飾り付けました。
食後に院長から、「マサパン」というスペインのお土産をいただきました。マサパンとは、挽いたアーモンドと砂糖を練り合わせて作られた、餡のようなものが入った甘い焼き菓子です。英語の発音では「マージパン」と言い、おそらくここから、日本語では「マジパン」と呼ばれるようになっています。スペインのトレドという場所では、クリスマスの時期に食べられる伝統的なお菓子のようです。外はサクサク、中はしっとり食感で、甘みが強く、コーヒーとよく合って美味しかったです。
まかないアンケート(計13名)
1.好きな味付きご飯は何ですか? わかめご飯:9名、ゆかりご飯:6名、かしわ飯:7名、五目御飯:6名、チキンライス:3名、その他:ピラフ、ちらし寿司、菜飯
2.腹何分 腹8分:1名、腹9分:2名、満腹:10名
3.今日のまかない、星いくつ 全員星3つ
4.感想:しそごはんは、しその風味が良かった。
塩がもう少し効いていた方が良かったです。
ピーマンの肉詰めは、家で作るのよりはあっさりした味付けで美味しかった。
肉だねとピーマンがしっかりくっついていて上手に焼けていました!
家ではあまり作らないですが、オーブンで作ると簡単そうなのでやってみようと思います。
からしマヨネーズ和えは、程よくツーンとした辛味があって美味しかった。
他の和え物にも応用できそうで家でも作れそうです。
スープは、トマトが甘く、美味しかった。
ミニトマトを入れたことがないので新鮮でした。
華やかで美味しいお弁当でした。
レモンかんは、さっぱりして夏にぴったり。
見た目も涼しげで、練乳ともよく合いました。
3分間スピーチ(要旨)「今年もスペイン巡礼の旅に付いて行きました!」 大久保事務員
今回で4回目、5日間で123km歩きました。
昨年は4年ぶりの巡礼の旅だったせいか、足首が痛み、それが回復するまで半年かかりました。その不安のため、湿布薬、足首固定テープ、痛み止めなどしっかり入れたので、リュックの重さは8kgになってしまいました。それを背負って毎日20km歩くのかと思うと、どんどん後ろ向きの気持ちになっていました。でも、行くしかありません。32時間かけて出発地の宿に到着。翌朝から20〜25km歩いては、食べて、宿で寝て…の繰り返しで、今年の最終目標地のアストルガまで歩くことができました。
理由はわからないのですが、今回は足が全然痛くなりませんでした。が、今年のスペインは寒くて、戸惑いました。昼間、歩くときは心地よいのですが、カフェで休憩すると、体が一気に冷えました。さらに、冷たい雨が降ると、体力も気力も奪われる感じでした。宿に着いたときには、シャワーも浴びたくないし、街を散策する気力もありませんでした。レオンやアストルガなどの素敵な教会をゆっくり観ることが出来ず、それが心残りです。
一方、いろんな人との触れ合いは楽しかったです。ある宿で、隣のベッドのブラジル人の女性から「今、ブラジルの日系の友達と電話が繋がってるから話して!」と携帯を渡されてびっくり!「初めまして……」とビデオ通話しました。スペインの片田舎で、遠いブラジルの見ず知らずの日系人と日本語で話すのは不思議な感覚でした。ちょっとの笑顔とちょっとの勇気と片言の英語で話しかけると、反応がいろいろあります。まさに非日常の体験です。皆、旅の目的が同じなので同志という感覚があるからでしょう。
帰国して3週間経ちますが、まだ無事に帰ってこられたというほっとした気持ちの方が強く、来年のことまではまだ考えられません。しばらくはこの余韻にひたっていたいと思います。
献立(536kcal)
しそごはん:ご飯、しそ、ごま、食塩
ピーマンの肉詰め:ぶたのひき肉、ピーマン、にんじん、玉ねぎ、パン粉、卵、ウスターソース、ケチャップ
付け合せ:サニーレタス、キャベツ、にんじん
茹でひじきの辛子マヨネーズ和え:ほしひじき、きゅうり、大豆の水煮、辛子、マヨネーズ
ミニトマトと小松菜のスープ:ミニトマト、小松菜、コンソメ、こしょう
レモンかんのオレンジ&練乳添え:水、粉寒天、レモン汁、パルスイート、オレンジ、コンデンスミルク