ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
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2024.06.14

第652回調理実習「エビフライ」

令和6年6月14日(金)の調理実習は「エビフライ」を作りました。参加者は5名でした。

10時過ぎに参加者の方が集まり、調理実習が始まりました。
矢野栄養士から今日の献立に関連してお話がある中で、参加者の方から「炭水化物はどんな食べ物ですか」と質問がありました。ごはん、パン、うどん、ラーメンなど、主食となるものには炭水化物が多く含まれ、食品交換表では表1に分類されます。小麦粉やパン粉も、ごはんと同じ表1です。そのため、例えばお好み焼きと一緒にごはんを食べてしまうと、表1の摂りすぎになってしまうというお話でした。エビフライにも小麦粉、パン粉が使われているため、ごはんの量で調節してあるそうです。また、1日のエネルギー量は身長、体重、活動量を考えて個人に合わせて決めることになりますが、この調理実習では、一般的に成人が1食に摂ると良いとされている500kcalで献立が立てられています。
その後、献立説明がありそれぞれ担当を決めて10時25分から調理が始まりました。

”エビフライ”は、殻や背ワタを取るなどえびの下処理を済ませ、身を開いて下味をつけます。それに衣付けし、170℃に熱した油で揚げていきます。前回に引き続き、卵にくぐらせたえびに煎ったパン粉を付け、オーブンで加熱したものも半分用意しました。付け合わせは千切りキャベツと、ミニトマトです。ヘルシータルタルソースは、みじん切りにした玉ねぎとパセリ、細かく刻んだゆで卵、水切りヨーグルトを、マヨネーズ、レモン汁と混ぜて調味したら完成です。盛り付けには紅葉を添えました。
”野菜の炒り煮”は、まず野菜、こんにゃく、鶏肉を同じくらいの大きさになるように切り分けます。具沢山で大変ですが、みなさんと手分けをしてスムーズに切り分ける事ができました。鍋にサラダ油を熱し、最初に鶏肉を炒めたら、ごぼう、こんにゃく、干ししいたけ、たけのこ、にんじん、れんこんを順に加えて炒め、だし汁としいたけのもどし汁を入れて煮ます。そこに調味料を加えて落とし蓋をし、野菜が柔らかくなるまで中火で煮込んでいきます。器に盛って木の芽を飾りました。

”きゅうりのしょうが和え”は、きゅうりを薪のように切り分け、しょうが、みょうがも細く切ったら、ビニール袋に材料を全て入れ、よく揉み込んでなじませるだけで出来上がりです。
”なめこ汁”は、豆腐を奴に、ねぎは飾り用を残して小口に切ります。鍋にだし汁を入れて火にかけ、沸騰したら洗ったなめこを加えて煮ます。なめこに火が通ったら、豆腐を入れて味噌を溶きます。器に入れ、斜め切りしたねぎとゆずを飾って出来上がりです。
”緑茶かん”は、鍋に緑茶と粉寒天を入れてよく混ぜ、沸騰して2分間煮溶かします。それを型に流し入れ、甘納豆を均等に入れて冷やし固めます。寒天が固まったら切り出して器に盛り、飾り付けに紫陽花を添えました。

12時前に出来上がり食べ始めました。
参加者の方から、「ここに来てしゃべりながら料理できるのが楽しい」「2ヶ月に1回でもこの会があるのがありがたいです」と、嬉しいお言葉をいただきました。今回の野菜の炒り煮のように、具材がたくさんある料理を一人で作るのは大変ですが、調理実習ではあっという間に完成していて、手際の良さに毎度驚かされます。最後は「美味しかった〜」と、みなさんとても満足されたご様子でした。
気温が上がり、特に調理中は少し汗ばむような気候でしたが、テーブルの上には菖蒲やギボウシなど、色とりどりのお花が飾られ、初夏の風を感じる中での楽しい食事になりました。
後片付けをし集合写真を撮って、次回8月にまたお会いすることを約束して、13時過ぎに解散しました。

献立 560kcal (7.0単位)
白飯 精白米
エビフライ ブラックタイガー、卵、薄力粉、パン粉、サラダ油、キャベツ、ミニトマト、マヨネーズ、ヨーグルト、玉ねぎ、卵、レモン汁、パセリ、塩、こしょう
野菜の炒り煮 ごぼう、れんこん、にんじん、たけのこ、こんにゃく、干ししいたけ、鶏もも肉、かつお・昆布だし、醤油、みりん、砂糖、サラダ油
きゅうりのしょうが和え きゅうり、しょうが、みょうが、ごま油、鶏ガラスープの素、塩
なめこ汁 なめこ、絹ごし豆腐、ねぎ、かつお・昆布だし、赤味噌
緑茶かん 粉寒天、煎茶、甘納豆