例年6月、12月の糖尿病教室は何かトピックスをしています。今回(令和6年6月23日)の糖尿病教室は、腎臓病食のポイントについて、勉強してみることにしました。20名の方が参加しました。
前回、昨年12月の糖尿病教室は、JA周東総合病院 泌尿器科部長の長尾先生に、徐々に腎臓の働きが低下して、自分の腎臓では十分にその働きがまかないきれなくなった時、腎臓の代わりにその役目をする治療に、血液透析、腹膜透析、腎移植などの「腎代替療法」の講演をしていただきました。
腎臓病の治療として、腎臓へ負担をかけないような食事「腎臓病食」があります。実践している患者さんからは「腎臓病食は色々制約があり大変。それを考えたら糖尿病食は簡単。」という感想をよく聞きます。今回、三人の栄養士より腎臓病食の「タンパク質制限と高カロリー食」「塩分制限」「カリウム制限」のポイントについて説明がありました。
腎臓病食の補助食品の低タンパクのお米と普通のお米、低タンパクのビスケット、ゼリー、粉アメを入れたお茶を試食してもらいました。その後、カリウム制限の方法について、補助食をどれくらい取ればいいのかなどの質問がありました。