令和6年6月29日（土）、愛知県知立(ちりゅう）市の糖尿病・甲状腺・内科　はっとりクリニック知立、
院長　服部　麗先生より「1型糖尿病で良かった人生の実現に向けて」というタイトルで講演をされ、60名が参加しました。

これまで、ホテルニュータナカで開催していましたが、令和6年2月で建て替えのため、閉館となります。そこで、以前向かいにあった「かめ福ホテル」の敷地内にある「かめ福オンプレイス」で開催することにしました。午後3時30分より開催されるので、準備のため診療を午前11時半までにして、車で向かい会場には午後2時前頃到着しました。席と席の間もスペースを取るようようにして、70名程度の座席数にしました。

演者の先生とはメールで何度かやり取りをして、準備を進めていきました。午後3時頃会場に来ていただき、最終の打ち合わせとスライドの試写をしました。

午後3時30分から午後5時まで、服部　麗先生より「1型糖尿病で良かった人生の実現に向けて」と題して講演をされました。最初に、ご自身の病気の発症から経過について話をされ、医学生の2年生（21歳）の時に、周りから痩せたねと言われ、喉が渇き、オレンジジュースを飲んだりしていて、病院を受診し、1型糖尿病と診断され入院し、退院して最初に思ったのは「カレーライスが食べたい。」だった。ご飯は150gと言われていたので、キャベツの千切りを乗せて、かさを増して食べた。なかなか病気を受け入れられず、研修医となってからは検査を受けることもなく、インスリンの処方のみを受けていた。しかし、ある時に1型糖尿病の医師の講演を聞いて「ひとりじゃない、アルマジロを救え！」という言葉を聞き、患者会やサマーキャンプへの参加の重要性を認識した。その後の病気との向かい方も変わった。「ICHIKAI」という患者会を立ち上げた。

社会と糖尿病、2型糖尿病患者と1型糖尿病患者との関係、スティグマとの関係、経済的な負担などの説明がありました。「Team Diabetes Chiryu」を立ち上げ、「あなたは1型糖尿病がなければ、幸せだったのか？」「糖尿病のない人と同じ人生なんで目指すな！あなたらしく世界で一番幸せな生活で人生を楽しめ!!」という言葉で講演を締めくくられました。

参加者は講演の話に引き込まれ、90分という時間があっという間に過ぎました。こうすべきという答えではなく、自分なりに考えて、アルマジロにたとえられたように、自分の殻に閉じこもらず、「1型力」とたとえられた。これから1型糖尿病と伴にこれからをどのように生きていくかを各々に投げかけ、考えされられる講演でした。

講演の後の質疑では「食事」「インスリンポンプについて」「スッタフとチーム医療」などの質問がありました。講演終了後も、講師の方と多くの参加者が個人的に挨拶や質問などで午後6時過ぎまで、熱心に話しをされていました。

例年、講演後は場所を変えて有志と演者の先生を囲んで食事会をしています。今回は全員で5名で午後6時半から食事会をし、各々が簡単な自己紹介をして、講演や日頃の生活、日常診療のこと、6月に改訂された診療報酬ことなど話しも弾みあっという間に時間が過ぎて、そろそろということで午後9時にお開きとなりました。

翌日、6月30日（日）は朝、午前5時前に起床、午前5時半にホテルから、いつものコースをジョッギングをしました。スタート時は曇り空でしたが、途中から小雨が降り始め、ザビエル教会、一ノ坂川までジョッギングしてホテルに戻ってきました。朝風呂に入りさっぱりしました。

朝食のビュッフェは、卵かけご飯with納豆と海苔の和食になりました。いつも和食の時は味噌汁にしていますが、昨日の講演で調理実習で「ミネストローネ」を作ったことの紹介があり、今回は味噌汁ではなく、ミネストローネにしました。他に「徳佐のリンゴカレー」があり、昨日の講演でご飯にキャベツの千切りをかけて、カレーライスを食べたのを思い出し、ご飯にサラダのキャベツとレタスを乗せて、カレーをかけて食べてみました。野菜の歯応えがあり、よく噛まないと飲み込めないので、ゆっくりと食べるのにはいいかもしれません。ゆっくりとした朝を過ごす事が出来ました。チェックアウトのギリギリの午前10時までホテルにいました。

帰りに昨年も行った「やまぐちの薪屋さん」によって、予約していた薪ストーブ用の薪を購入しました。車に薪を積み込み、240キロになり、1キロ100円＋消費税で料金を払い、午後0時に柳井に戻って来ました。勉強、食事会に運動と盛り沢山な週末となりました。