ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2024.07.04

クリメシ(まかないー246「あなごの柳川風」)

平成26年3月より月2回「まかない」を始めました。NHKの「サラメシ」を真似て、「クリメシ」と名付けました。令和6年7月4日(木)は「あなごの柳川風」で、14名が参加しました。3分間スピーチは武永看護師。

今回のまかないは、”あなごの柳川風”でした。
”あなごの柳川風”は、まず焼きあなごをさっと水で洗い、酒をふって電子レンジで1分加熱し、4㎝長さに切ります。ごぼうはさかがきにして水にはなし、玉ねぎは薄切りにします。しめじは石づきをとって小房に分け、三つ葉は3㎝長さに切ります。ごぼうはだし汁、しょうゆ、みりんで下煮しておきます。次に、だし汁、みりん、しょうゆ、ラカントで煮汁をつくります。一人用の鍋に、下茹でしたごぼうと汁、玉ねぎ、しめじ、焼きあなご、三つ葉を盛ります。火を入れて、玉ねぎとしめじが柔らかくなったら、溶き卵をまわし入れて煮ます。卵に火が通ったら出来上がりです。お好みで山椒をかけていただきました。
”さつま芋と切り昆布の煮物”は、さつま芋は皮ごと1.5㎝厚さの輪切りにし、水にさらします。にんじんは半月に切ります。油揚げは油抜きをし、1.5㎝角に切ります。切り昆布は料理ばさみで食べやすい長さに切り、水で戻しておきます。人参と切り昆布を鍋に入れ、だしを加えて火にかけます。煮立ったらラカントとみりんを加え、落し蓋をして弱火で煮ます。人参が柔らかくなったら、さつま芋、油揚げを加え再び落し蓋をして弱火で煮ます。しょうゆを加えて、野菜が柔らかくなったら火を止め、冷ましながら味を含ませます。

”なすの中華和え”は、まずなすを洗ってグリルでまんべんなく焼き、粗熱が取れたら皮をむいて適当な長さに切ります。干しエビと長ねぎはみじん切りに、かいわれは1~2㎝の長さに切ります。フライパンを熱してごま油を入れ、干しエビと長ねぎを弱火で焦がさないようゆっくり炒めます。ボウルにしょうゆ、酢、さとう、豆板醤を入れてよく混ぜておき、炒めた干しエビと長ねぎを加えて味をなじませます。器になすを盛ってたれをかけ、かいわれを飾ったら完成です。
”糖質オフチーズケーキ”は、クリームチーズを室温で戻し、柔らかく練ります。パルスイートを数回に分けて加えながらよく混ぜます。別のボウルに卵を割りほぐし、おからパウダー、牛乳を加えて混ぜます。そこに、練ったクリームチーズを合わせて混ぜたら、アルミカップに入れて、180℃のオーブンで15分焼きます。焼き色がついたら出来上がりです。器にチーズケーキを盛り、季節の果物、さくらんぼを添えます。今回の果物は、オレンジにしました。

まかないアンケート(計14名)
1.柳川風で好きな具材は何ですか?
うなぎ:9名、あなご:5名、牛肉:11名、豚肉:1名
2.腹何分 腹8分:1名、腹9分:2名、満腹:11名
3.今日のまかない、星いくつ 星2.5:1名、星3:12名
4.感想:あなごの柳川風は、初めて食べましたが、甘辛く美味しかったです。
少し甘めのつゆで、薄味でした。
上品な味で、冷房の中で温かい鍋、美味しかったです
うなぎ入りの柳川鍋も食べてみたくなりました。卵の硬さを自分好みにできるのが良かったです。
さつま芋と切り昆布の煮物は、ほっこりしていてとても好きです!
しっかり味がついていて美味しかったです。
なすの中華和えは、エビがしっかり効いていて、美味しかったです。
作り置きできそうで、たっぷり食べられそうでした。
辛さもちょうどよく、干しエビが入っていてとても美味しかったです。
豆板醤半量でちょうど良かったです。
糖質オフチーズケーキは、さっぱりと甘味もあり美味しかったです。
もう少ししっとりしていると良かったです。
あまり、チーズの風味が感じられなかった。
食べやすく、美味しく、自分でも作ってみたいです。
あっさりしてクッキーのようなサクサクで美味しかったです。
味が濃いものが多かったので、もう少しさっぱりとしたおかずがいればいいと思います。

3分間スピーチ(要旨)「カボジアへ行ってきました」 武永看護師
カンボジアの医師へ医療技術を伝えるボランティア活動を続ける大村和弘先生(慈恵会医科大学附属病院 耳鼻咽喉科医)の医療現場を訪問しました。大村先生とカンボジアの医師との信頼関係が築かれた貴重な場所に、再び訪れることができたことに感激しております。そして、大村先生のご尽力をはじめとし、このツアーの関係者の皆様に深く感謝申し上げます。

病院見学を通して印象的だったこと
特に印象的だったのは、日本の医師の方々が現地医師へレクチャーする姿に、学生たちが刺激され、学びの姿勢を触発されていたことです。その時、学生が勇気を持って日本の医師、現地の医師らへ積極的に質問をする姿に、私は「何かを掴もう」「変わろう」ともがく学生たちのあふれる熱意を感じました。

学生たちの成長と新たな気づき
私は、2回目のカンボジア医療研修の引率を務めましたが、今回の研修で見えた学生たちの成長と新たな気づきを共有したいと思います。
看護師として手術室という医療現場を経験してきた視点として、カンボジアの医療体制は日本より多くの課題を抱えています。しかし、5年前よりも改善された設備や街中の風景を見て、さらなる力強さを感じました。そして、現地の医師たちが、学生たちの見学もモチベーションに繋がる、と言ってくれた言葉に、学生も現場で何かを受け取るばかりではなく、カンボジアの方々に何かしらよい影響を与えていることを知りました。
学生たちには、今回あえて医療現場の情報を直前まで伝えませんでした。それは、彼らが目の前の状況に、自ら考え、疑問を持ち、主体的に行動することを促すためです。その結果、医療を目指す学生とそうでない学生がそれぞれ異なる視点で学びを深め、チームとして協力しながら成長していく姿を見ることができました。

今回、大学生参加者は、出国時から2名、そして現地で合流した2名、合わせて4名の大学生と交流できる機会に恵まれました。これは初の試みでしたが、研修にいっそうの刺激を与えてくれ、貴重な経験になったと思います。先生と学生という関係から離れ、より身近で対等な立場で意見交換したり、素の姿でコミュニケーションをとったりすることもでき、緊張感の続く現場の中で、一瞬でしょうが、解放される時間が生まれたのではないかと思います。メディカルツアー経験者である大学生のアドバイスが加わったことで、より深い学びが生まれたと確信しています。 中でも看護大学生は、同じ志を持つ仲間との交流を通して、より具体的な質問や意見を積極的に発信していました。一方、医療の道を選ばない学生たちも、目の前の状況に真摯に向き合い、自分なりの学びを見つけようと努力していました。現地の人々と交流し、限られた時間の中で最大限の学びを得ようとする姿には、感銘を受けました。

カンボジアの方々から学ぶ
カンボジアの人々は過去の歴史に絶望することなく、歩みを進めています。学生たちは、このようなカンボジアの人々の強さと希望に触れ、自分自身の人生について深く考える機会を得たことだと思います。それは、学生の「誰もが平等に教育を受ける活動がしたい。」という言葉にあらわれていました。
この研修を通じて、学生たちは大村医師をはじめ、カンボジアの人々から多くのことを学び、自分自身を成長させることができたと思います。目を見て話すことが苦手だったのに、目を見て話をし始めた学生。これから目指す目標を見出せた学生。まだ、迷いながらも自分の目がどこに向いているのか発見をした学生。今ここで何ができるだろうか。何か今、ここで役に立ちたい。だからゴミ拾いがしたい。という学生もいました。彼らはそれぞれ未来への希望を胸に、帰国したと思います。

最後に、カンボジア医療研修は学生たちにとってかけがえのない経験となりました。
私も、チームで振り返りを毎日行うことに携わりながら、私一人では知り得れなかっただろうという、様々な視点の気づきを共有し学生から教えてもらうことも多く、ツアーの意義深さを改めて感じ、大きな学びの機会となりました。そして、カンボジアの人々との交流を通して、国際的な協力の大切さを改めて認識しました。
2度目の旅も、無事に帰国することができました。そして、素晴らしい時間を過ごすことができました。
改めて、関係各位に深く感謝申し上げます。準備段階や春の長い期間お休みをいただいたこと、学生さんたちをはじめ私自身、このようにたくさんの経験が積めた時間は皆様のご理解があってのことです。いつもありがとうございます。

武永さんのカンボジアのお土産として、クッキー、コーヒーのドリップとパームシュガー(ヤシ糖)をいただきながら、武永さんの話を聞きました。パームシュガーはヤシから作られ、茶色くコクがあり、まろやかな甘さでした。

カンボジアのおみやげ;クッキー、コーヒー、パームシュガー

献立 547kcal (6.84単位)
白飯 精白米
あなごの柳川風 焼きあなご、ごぼう、醤油、みりん、玉ねぎ、しめじ、みつば、卵、かつお・昆布だし、ラカント、粉山椒
さつま芋と昆布の煮物 さつま芋、刻み昆布、にんじん、油揚げ、醤油、みりん、ラカント、かつお・昆布だし
なすの中華和え なすび、干しえび、ごま油、かいわれ大根、醤油、米酢、砂糖、豆板醤
糖質オフチーズケーキ クリームチーズ、おからパウダー、卵、牛乳、パルスイート、ぶどう、さくらんぼ(缶)