令和6年10月25日(金)の調理実習は「あなごの柳川風」を作りました。参加者は4名でした。
10時過ぎに参加者の方が集まり、調理実習が始まりました。
献立説明の前に、朝食について矢野栄養士から話がありました。みなさんどんな朝食を食べられているのか伺うと、「グラノーラに豆乳を入れたもの」や「パンとコーヒー」など様々でした。朝は時間があまりなく、簡単に済ませてしまう方も多いかもしれませんが、朝食には大切な役割があるそうです。まず、ご飯やパンなどの炭水化物を摂ると、体内時計がリセットされ、寝ている間に低くなっている体温と血糖も上がり、栄養が脳に行き届くことで1日を元気にスタートさせることができます。次に、朝食でタンパク質を食べると、筋力の低下を防ぐだけでなく、肥満の予防にもなります。他にも、睡眠の質を向上させたり、便秘を予防・改善したりするなど、朝食を摂るメリットはたくさんあるとのことでした。フライパンに卵を落として焼けば簡単に出来る目玉焼きなどで、タンパク質も取り入れたバランスの良い朝食をしっかり食べましょうというお話でした。
その後、献立説明がありそれぞれ担当を決めて10時40分から調理が始まりました。
”あなごの柳川風”は、まず焼きあなごをさっと水で洗って電子レンジで加熱し、4㎝長さに切ります。野菜は切り分け、しめじは小房に分けます。ごぼうは下煮しておきます。別の鍋に煮汁をつくり、一人用の鍋に注ぎ分けます。野菜と焼きあなご、三つ葉は器に盛り付けます。今回は、イチョウ型に抜いた人参とゆずきちを飾りました。一人用鍋の火を付け、野菜を加えて柔らかくなったら、あなごと三つ葉、溶き卵をまわし入れて煮ます。卵に火が通ったら出来上がりです。お好みで山椒をかけていただきました。
”さつま芋と切り昆布の煮物”は、さつま芋は皮ごと輪切りにし、人参は半月に切ります。油揚げと切り昆布も切り、昆布は水で戻しておきます。先に人参と切り昆布を鍋に入れ、だしを加えて火にかけます。ラカントとみりんを加え、人参に火が通ったらさつま芋と油揚げを入れて煮ます。しょうゆを加えて野菜が柔らかくなったら火を止め、冷ましながら味を含ませます。
”なすの中華和え”は、まずなすを洗ってグリルでまんべんなく焼き、皮をむいて適当な長さに切ります。干しエビと長ねぎはみじん切りに、かいわれは1~2㎝の長さに切ります。フライパンにごま油を入れ、干しエビと長ねぎを弱火で焦がさないよう炒めます。ボウルに調味料を入れてよく混ぜておき、炒めた干しエビと長ねぎを加えて味をなじませます。器になすを盛ってたれをかけ、かいわれを飾ったら完成です。
”糖質オフチーズケーキ”は、クリームチーズを室温で戻し、柔らかく練り、パルスイートを数回に分けて加えながらよく混ぜます。別のボウルに卵を割りほぐし、おからパウダー、牛乳を加えて混ぜます。そこに、練ったクリームチーズを合わせて混ぜたらアルミカップに入れ、180℃のオーブンで20分焼きます。焼き色がついたら出来上がりです。器にチーズケーキと季節の果物、さくらんぼ缶を盛ります。今回の果物はラフランスで、金箔を乗せて豪華な仕上がりになりました。
鍋の具材に火が通るまで少し時間があるので、前回に引き続き漬物も用意しました。今回はたくあんでした。
11時40分に出来上がり、12時頃食べ始めました。
今日は猫を飼っていらっしゃる参加者さんがおられましたので、院長が最近読まれた猫に関する記事を持ってきてくださりました。「猫舌」という言葉がありますが実は猫もお湯を飲むこと、それから、猫もテレビを見ることが書いてありました。参加者の方が飼われている猫にも好きなテレビがあるそうで、鳥や魚が出てくる番組がついているとテレビの前でじっと見ているとお話しされていました。何に興味を示して見ているのかとても気になりますが、猫にもそれぞれ好みがあることを知れて面白かったです。自分の猫のことを話されている参加者の方々がとても嬉しそうな表情で、食事中は猫の話で持ちきりでした。
後片付けをし集合写真を撮って、次回1月にまたお会いすることを約束して、13時20分に解散しました。
献立 565.6kcal (7.07単位)
白飯 精白米
あなごの柳川風 焼きあなご、ごぼう、醤油、みりん、白菜、玉ねぎ、しめじ、みつば、にんじん、ゆずきち、卵、かつお・昆布だし、ラカント、粉山椒
さつま芋と昆布の煮物 さつま芋、刻み昆布、にんじん、油揚げ、醤油、みりん、ラカント、かつお・昆布だし
なすの中華和え なすび、干しえび、ごま油、かいわれ大根、醤油、米酢、砂糖、豆板醤
糖質オフチーズケーキ クリームチーズ、おからパウダー、卵、牛乳、パルスイート、ラフランス、さくらんぼ(缶)