令和6年10月28日(月)の調理実習は「タコライス」を作りました。参加者は9名でした。
10時20分に参加者の方が集まり、調理実習が始まりました。
まず初めに濵栄養士から、「タコライスはどこの国の料理でしょう?」という質問がありました。分からないという声が多い中、「正解は沖縄料理です」と発表があると「日本なんですか!」とみなさん驚かれていました。タコライスとはメキシコ料理のタコスの具材をご飯にのせたもので、アボカドやトルティーヤチップスをのせて食べるなど、アレンジもしやすい料理ということでした。
続いて、オーツミルクについても説明がありました。原料はオートミールやグラノーラと同じオーツ麦です。オーツミルクは、牛乳と比べてカロリーは35%カット、脂質は60%カットになり、さらに食物繊維を摂ることができるものです。乳製品アレルギーの人でも飲めるというメリットもあるそうです。しかし、たんぱく質が少なく、価格が少し高めというデメリットもあるとのことでした。小さいパックも売っているのですが、ココアやバナナオレなど甘味があるものも多いそうなので、できるだけ砂糖不使用のものを選んで飲んでみてください。
その後、献立説明がありそれぞれ担当を決めて10時半過ぎから調理が始まりました。
”タコライス”は、炊飯器に分量の水と精白米、もち麦を入れて軽く混ぜ、刻んだしらたきを上にのせるように入れて普通に炊きます。えのきたけも細かく刻み、レタスときゅうりはせん切り、ミニトマトは3等分に切ります。続いて豚ひき肉を炒め、色が変わったらえのきたけとトマトケチャップを加えて、残りの調味料で味を整えます。器にご飯を平たく盛り、レタスと豚ひき肉、きゅうりを彩りよく盛り付けます。上からチーズをかけ、ミニトマトをご飯のまわりに飾ります。
”カラフルゼリーサラダ”は、オクラはゆでて5㎜幅に切ります。ヤングコーン、かにかまぼこもオクラの大きさにそろえて切っておきます。鍋に粉寒天と水、調味料を入れてよく混ぜ、沸騰したら2分間煮溶かします。型に彩りを考えながら具材を入れ、粗熱をとった寒天液を注ぎます。冷蔵庫で冷やし固め、器に盛って完成です。
”小松菜のマスタード和え”は、小松菜をゆでて長さ2~3㎝に切ります。ボウルにめんつゆと粒マスタード、小松菜と軽くすったごまを加えてよく混ぜたら出来上がりです。
”切り干し大根のスープ”は、切り干し大根を軽く水で洗い、食べやすい長さに切ります。人参、チンゲン菜も切り、しめじは小房に分けてさいておきます。鍋に分量の水を入れ、沸騰したらチンゲン菜以外の野菜を加えて煮込みます。火が通ったら、チンゲン菜と鶏がらスープの素を入れ、塩こしょうで味を整えて器に盛ります。
”オーツミルクもち”は、鍋にオーツミルクと片栗粉、パルスイートを入れてよく混ぜます。火にかけてとろみがつくまで混ぜ、さらにもちのようになるまで混ぜ続けます。水で濡らしたバットに広げて少し冷まし、1人分ずつちぎって器に盛り付けます。ベリーソースは、材料を全て混ぜ合わせて、600wで3分くらい様子を見ながらレンジで加熱します。冷めたらもちの上にかけます。
12時前に出来上がり食べ始めました。
オーツミルクは初めての方が多かったですが、アーモンドミルクをよく飲まれている方はおられました。植物性のミルクは牛乳とは違うそれぞれの味があるので、いろいろ試して好みのものを探すのも楽しいかもしれません。今回はオーツミルクをおもちにしてデザートとしていただきましたが、料理やお菓子の材料で牛乳の代わりに使うこともできるそうです。「オーツミルクもち美味しいですね」というお声がたくさん聞けて嬉しかったです。
今回は参加人数が9人と多く、机に料理を並べると晩餐会のような華やかさがありました。人数が増えると調理や片付けのスピードも早く、賑やかで楽しい調理実習になりました。
後片付けをし集合写真を撮って、次回1月にまたお会いすることを約束して、13時頃に解散しました。
献立 6.29単位(503kcal)
タコライス 精白米、しらたき、もち麦、豚ひき肉、えのきたけ、ミニトマト、レタス、きゅうり、生食用チーズ、チリパウダー、塩、こしょう、オリーブオイル、トマトケチャップ
カラフルゼリーサラダ オクラ、ヤングコーン、かにかまぼこ、粉寒天、しょうゆ、顆粒コンソメ、塩
小松菜のマスタード和え 小松菜、めんつゆ、粒マスタード、ごま
切り干し大根のスープ チンゲン菜、しめじ、人参、切り干し大根、鶏がらスープの素、こしょう
オーツミルクもち オーツミルク、片栗粉、パルスイート、ミックスベリー、レモン汁