令和7年1月20日(月)の調理実習は、初回シリーズの4回目で、「ヘルシーカレー」を作りました。参加者は4名でした。
10時に参加者の方が集まり調理実習がはじまりました。
今回初めて参加される方がいらっしゃったので、まず自己紹介をしました。今月で調理実習に参加し始めてから10年になる方がおられ、「ここでたくさんの友情と愛情をいただいてます」と、とても心が温まるお言葉をいただきました。
次に木村栄養士から、今回の献立の「ヘルシーカレー」について話がありました。このカレーは、市販のルウは使わず、じゃがいもをすりおろすことでとろみを付けます。ルウを使って作るものよりカロリーを抑えることができ、素材の味を生かした美味しいカレーになるそうです。
その後、献立説明がありそれぞれ担当を決めて10時35分から調理が始まりました。
”マンナンヒカリご飯”は、お米は洗い、マンナンヒカリは洗わずに加えて炊飯します。分量は米1合に対してマンナンヒカリ1本の割合ですが、これでカロリーが33%カットになります。
”ヘルシーカレー”は、玉ねぎはくし形、人参は乱切り、じゃがいもは半分は一口大に切ってもう半分はすりおろします。人参とじゃがいもは面取りをしました。玉ねぎは耐熱皿に入れて軟らかくなるまでレンジで加熱します。ブロッコリーはカレーに入れると崩れてしまうので、小房に分けてゆでておきます。フライパンでブロッコリー以外の野菜を炒めて鍋に入れます。そこに分量の水とコンソメ、ローリエ、塩を加えて柔らかくなるまで煮ます。味を見ながらカレー粉を入れて、すりおろしたじゃがいもを加えてとろみをつけます。牛肉はフライパンで焼いて食べやすい大きさに切りました。卵は固ゆでのゆで卵にし、1人1/2個を半分に切ります。皿にご飯を盛り、周りにブロッコリーとゆで卵を飾ります。
”なすのサラダ”は、なすとパプリカをそれぞれ魚焼きグリルで焼き、皮をむいて細く切ります。ドレッシングはヨーグルト、酢、砂糖、食塩で作ります。器になすとパプリカを盛り付けてドレッシングをかけ、小口切りにしたねぎを散らします。
”こんにゃくの土佐煮”は、こんにゃくはおたまで一口大にちぎってあく抜きをします。鍋に入れて乾煎りし、調味料を加えます。器に盛り、花かつおを天盛りにします。
”グレープフルーツゼリー”は、グレープフルーツを縦半分に切り、果肉を取り出し絞ってジュースにし、皮のカップを作ります。そこに何ccの水が入るのか確認し、果汁で足りない分は水を足して調整しました。水でふやかしたゼラチンをレンジで少しずつ加熱して、ゼラチンが溶けたらパルスイートを加えて溶かします。それを絞った果汁と合わせてグレープフルーツの容器に注ぎ、冷凍庫で固まるまで冷やします。器に盛り、今回は椿の葉を飾りました。
12時にできあがり食べ始めました。今回はグレープフルーツゼリーが思うように固まらず、途中でゼラチンを追加して固め直すハプニングもありましたが、出来上がりは綺麗に仕上がり、喉越しの良いサッパリとした味は参加者の方からも好評でした。他にも、「ヨーグルトドレッシングが美味しいね」「カレーのお肉が柔らかくて、ルウに隠れてるから食べるのが楽しい」と嬉しいお声をたくさんいただきました。今回初めて参加された方も「料理が美味しいので次回も参加したい」とおっしゃってくださりました。
また、「マンナンヒカリは何ですか?」とご質問いただきましたが、これはこんにゃくを米粒状に加工した食品です。炊き上がりの見た目や、白米として食べたときの味に普通のお米との違いを感じやすいですが、今回のようにカレーなどでご飯に混ぜて使用すると美味しくいただけます。カロリーと糖質がカットでき、さらに食物繊維を摂ることができるのでおすすめです。
後片付けをし集合写真を撮って、次回3月にまたお会いすることを約束して、13時過ぎに解散しました。
献立 7.1単位(566kcal)
マンナンご飯 マンナンヒカリ、精白米
ヘルシーカレー 牛ヒレ肉、玉ねぎ、人参、じゃがいも、ブロッコリー、コンソメ、カレー粉、卵
こんにゃくの土佐煮 こんにゃく、酒、だし汁、かつお節
なすのサラダ なす、パプリカ、ヨーグルト、酢、砂糖、ねぎ
グレープフルーツゼリー グレープフルーツ、ゼラチン、パルスイート