ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
〒742-0021 山口県柳井市柳井1547-1
2025.03.10

第679回調理実習「すきやき」

令和7年3月10日(月)の調理実習は「すきやき」を作りました。参加者は4名でした。

10時過ぎに参加者の方が集まり、調理実習が始まりました。
まず木村栄養士から、今日の献立に関連して糖質についての話がありました。糖尿病の食品交換表では、80kcalを1単位として数えます。肉や魚、卵などは、1単位に含まれる糖質量がほとんどの食品で10g以上ないそうです。そのため、これらの食品は食べても血糖値が上がりにくいということでした。その他にも様々な食品の1単位当たりの糖質量が紹介されましたが、「ごはん1単位(50g)に含まれる糖質量は18.6g、食パン1単位(30g)に含まれる糖質量は14.0gです。今日これだけは覚えて帰りましょう」と言われ、みなさんしっかりメモをとられている様子でした。1食にどのくらいの単位を食べるかというのは一人ひとり違いますので、そのあたりについては院長や栄養士に尋ねられると良いかと思います。
その後献立説明があり、担当を決めて10時40分から調理に取り掛かりました。

“すきやき”は、調理をするものはほとんどないですが、盛り付けが重要です。白菜や牛肉をバラのように皿に盛ったり、しいたけは飾り切りにしたりと、美的センスが重要になります。
“酢の物”は、今回はきゅうり、にんじん、ちくわ、みょうが、しょうが、ワカメで作りました。きゅうりは縦半分に切って斜め薄切りにし、薄塩をして水気を絞ります。にんじん、ちくわ、みょうが、しょうがはせん切りにして、にんじんは少しゆでました。調味料と和えて盛り付けたら完成です。

“切り昆布の煮付け”は、水で戻した切り昆布とエリンギを炒めて、だし汁を加えて煮ます。軟らかくなったら調味料を入れ、汁気を少し飛ばして器に盛ります。 エリンギは軸の方を輪切りにすることにより、ホタテのような食感になります。
“いちごのババロア”は、いちごは洗ってヘタを取り水気を切ります。いちごとパルスイートをミキサーにかけます。ゼラチンはふやかし、電子レンジで溶かします。いちごのピューレをボウルに入れ、溶かしたゼラチンを加えてよく混ぜます。今回は生クリームを3分立てにして加えました。牛乳も入れて混ぜたら器に注ぎ、冷凍庫で40分冷やし固めます。

11時45分にできあがり食べ始めました。
配膳し終わって席に着くと、「どこかのホテルに日帰り旅行に来た気分だね」と参加者の方が話されていました。こだわりの盛り付けで見た目が華やかになり、一人鍋で加熱しながら出来立てをいただくことができるので、とても満足感があります。すき焼きはたれで血糖値と血圧が上がりやすいので、ここではパルスイートを使ったり、なるべく減塩にするように工夫して手作りしていますが、みなさん美味しいとおっしゃってくださいました。
いちごのババロアも、参加者の方から大変ご好評いただきました。今回はいつもと違って生クリームを少し泡立ててから使ったので、食感がふわふわして、より滑らかになっていました。ようやく暖かくなってきた春の陽気にぴったりな、甘いデザートでした。

後片付けをし集合写真を撮って、次回5月にまたお会いすることを約束して13時過ぎに解散しました。

献立 7.71単位(617kcal)
ご飯 精白米
すきやき 牛もも肉、白菜、春菊、にんじん、しいたけ、しらたき、焼き豆腐、卵、だし汁、パルスイート、こいくちしょうゆ
酢の物 きゅうり、にんじん、ちくわ、みょうが、しょうが、ワカメ、酢、ラカント、うすくちしょうゆ
切り昆布の煮付け 切り昆布、エリンギ、パルスイート、こいくちしょうゆ、だし汁
いちごのババロア いちご、ゼラチン、牛乳、生クリーム、パルスイート