令和7年3月15日（土）クリニックの2階で、当院に通院中の糖尿病患者の食事調査を元にした学生の卒業研究がまとまり、指導教官の栄養学科の白野教授から発表があり、クリニックより6名が参加しました。

昨年、山口県立大学、栄養学科の4年生の卒業研究として、高齢糖尿病患者の栄養状態とサルコペニアの関連を調べたいので、当院に通院中の患者の栄養調査の依頼があり、引き受けました。当院に通院中糖尿病患者で75歳以上の後期高齢者32名を対象に、外来受診時に当院の栄養士が問診のアンケートをとりました。

そのデータを元に解析をし、下腿周囲計、握力、歩行速度からサルコペニアの疑いのある人が32名中12名おり、両群間の栄養状態の比較、オーラルフレイルの可能性のある人の栄養組成、各々の人の栄養組成などの報告がありました。
今回の報告とは別の話題、肥満や腸内環境などの話題の話などもあり、午後1時から始まり、午後3時半まで色々な意見が出て、違った角度から分析に興味深い、刺激的でした。