
令和7年3月22日(土)福岡赤十字病院で開催された「福岡T1Dフォーラム(旧1型糖尿病セミナー)」に参加しました。
午後2時半から始まるため、午前中の診療を午前11時の予約を少なくして、午後0時17分柳井駅発の在来線で、徳山駅から新幹線に乗り換え、午後2時博多駅に着き、何とか開始前に会場につきました。企業のバックアップはなく、Iの会(福岡県1型糖尿病の会)と日本糖尿病協会福岡の共催による開催でした。会の前半は講演が2題、後半がグループディスカッションで構成され、前半のみ参加しました。
南昌江クリニックの前田先生の司会進行、南先生の座長で講演が始まりました。
講演1題目(14:30〜15:40)は、「インスリン注射フリーの生活を目指して」というタイトルで、京都大学iPS細胞研究所の畑野 悠先生の講演がありました。自身の経歴を話をされながら、自治医大を卒業して、僻地医療に従事し、29歳で1型糖尿病を発症した後に、iPS細胞による膵臓β細胞の研究を始められました。iPS細胞からβ細胞への分化の過程の基礎的な話からβ細胞の臨床応用の話まで、幅広い話を聞くことができました。
講演2題目(15:40〜16:00)は日本IDDMネットワークに勤務している新井 祐介さんによる「わたしの1型糖尿病体験」と題して、1歳で1型糖尿病を発症し、自身のこれまでの学校生活や信用金庫に就職しての出来事や糖尿病との付き合いについて、話がありました。東京マラソンで「日本IDDMネットワーク」の担当として、受付会場のデスクや壮行会でお世話になり、講演後に挨拶をして、別れました。