ウェルネスクリニック

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内科・生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧)・甲状腺を診療する柳井市の病院です。

トウニョ
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2025.05.07

スペイン・サンチィアゴ巡礼2025(第5弾ー6)

4月28日(月)現地時間(日本時間は現地時間に7を足す)
サンチアゴ巡礼6日目は、カンポナラヤから15キロ先のビジャブランカまで行きました。今日は午後から全国的な大規模停電が起こりました。

午前6時45分に入り口でブルガリアの女性と待ち合わせました。彼女は一日30キロくらい歩くのですが、こちらの歩くペースにあわせて、約5キロ先の次の街(カカベロス)までいっしょに、ブルガリアヨーグルト、琴欧州や生活など色々はなしながら行きました。隣町のバルで、一緒に朝食をして、彼女はいつか富士山に登りたいという希望がありました。食事の後は別れて、各々のペースで歩いていきました。

入り口で午前6時45分に待ち合わせ

今回、15キロと距離が短いのは、NHKのBSでサンチアゴ巡礼の番組を放送していて、次に行く街、ビジャフランク・デル・ビエルソのアルベルゲを取りあげており、ぜひそのアルベルゲに泊まりたいと思ったからです。そのため早めについて、ベッドを確保するためです。午後0時半にアルベルゲに到着、2食付きで一人20ユーロでした。2段ベッドが5つある部屋の下の段2つを確保できました。まだ他に来た人は居ませんでした。いつのように、シャワーを浴びて、手洗いの洗濯。今日は早く着き、晴れているので、洗濯物は乾きそうです。

ブルガリアの女性と一緒に朝食をしました。

午後2時過ぎに昼食と街の散策に出かけました。近くのバルに行くと今は停電で、ボカディージョと冷蔵庫の缶の飲料水しかないと言うことでした。コーラとボカディージョを頼み、外のテーブルで食べました。その時は店のトラブルで停電しているのだろうと思いました。同じテーブルにシンガポールから来た若い男女2名がおり話をしながら、食べました。その時に妻のスマホのラインに知人から「ポルトガルとスペインで大規模停電が起こっているが、どうか?」というメールが入り、全国的な問題になっていることに初めて気が付きました。店の人も情報が入らず、どうしたらいいのか戸惑っていました。食事の後、街を散策して、天気も良く、疲れて昼寝をしました。

ビジャフランカの城

午後8時から夕食です。オスピタレイロ(アルベルゲの世話係り)の人も情報が入らず、状況は不明との説明がありました。停電の中で、食事の係りの人はマカロニスープ、サラダ、目玉焼きと豚肉、パンを準備されていました。ただデザートのアイスはありませんでした。

わかりにくいですが、日本語で「アベ・フェニックス」と書いた看板もありました。

同じテーブルには台湾から4名、中国から1名がアジア系の人たちで、いつもなら韓国からの人が2〜3割くらい人数を占めるのですが、一人もいないのは珍しかったです。向かいに座った台湾の6歳前後の男性は日本の昭和の歌をよく知っていて、披露してくれました。賄い付きでよかったです。食事がついていなければ、外のバルも食事が出せなかっただろうと思います。

今日は午後から全国的な大規模停電が起こり、都会では交通機関や生活に大きな影響があったでしょうが、田舎で歩く巡礼には大きな影響はありませんでした。しかし長引くと食事や宿、帰国が困ったのことになります。情報が入らず、日本でも大災害の時、被災地の方達がどのような状況か孤立してわからないというのがよくわかりました。10時消灯ですが、10時でもまだ薄暗い程度で、ヘッドライトで問題はありませんでした。

NHKのBSの番組