
平成26年3月より月2回「まかない」を始め、NHKの「サラメシ」を真似て「クリメシ」と名付けました。令和7年5月22日(木)は「海鮮どんぶりお茶漬け」で12名が参加しました。3分間スピーチは田坂看護師。
今回のまかないは、8、9月の調理実習の試作で”海鮮どんぶりお茶漬け”にしました。
院長が羽田空港のレストランで食べて面白かったということで、支店が博多駅にもあり、木村栄養士がそこで食べて、試作をしてみました。
“海鮮どんぶりお茶漬け”は、ご飯はかために炊き、1人分150gを平たく盛ります。刺身は好みや食べやすさを考慮して、それぞれ適当な大きさに切ります。きゅうり、大根、青しそを千切りにします。青しそは水にはなしてアク抜きをします。卵を2個溶いて、砂糖と塩で調味し、油を引いた卵焼き器で2回くらい巻きながら焼きます。冷めてから角切りにします。ご飯の上に刺身、卵、付け合わせを形よく盛ります。食べるときはまずご飯と刺身を1/3食べ、残りはだし約150㏄をかけながら、好みに応じてわさび漬け、あられ、もみのりを入れて適量の醤油を加えて頂きました。
“こんにゃくの金平風”は、こんにゃくは横に半分包丁を入れて縦長に細く切り、にんじんも細い千切りにします。フライパンに油を引き、こんにゃくを乾煎りします。にんじん、調味料を入れて味を調整し、最後に一味唐辛子を適量加えます。
”小松菜の和え物”は、小松菜は沸騰したお湯に塩を入れ、茎の方から湯がいて葉も湯がきます。水気を絞って1cm幅に切り、調味料で和えます。
”コーヒーゼリー”は、ボウルにインスタントコーヒーと砂糖を入れ、熱湯を加えてよく混ぜます。そこにゼラチンを加えてよく溶かします。ゼラチンがしっかり溶けたのを確認してから水を加えて混ぜます。プリンカップなど、お好みの容器に液を流し込み、ラップをかけて冷凍室で30分冷やし固めて型からはずします。ボウルに生クリームを入れ、氷をしいたボウルの上に重ねて、ハンドミキサーで適当な硬さに泡立て、砂糖を適宜加えます。ゼリーの上に生クリームをたっぷり形よく盛って完成です。
まかないアンケート(計12名)
1.コーヒーゼリーの甘さはどうでしたか?
丁度良い:11名、その他:あまり甘く感じなかった
2.腹何分 腹8分:1名、満腹:11名
3.今日のまかない、星いくつ 全員星3つ
4.感想:海鮮どんぶりお茶漬けは、初めて食べました。お刺身、海鮮丼、海鮮茶漬けと多様な味を楽しみました。とびっこ、あられとアクセントが良く、美味しくいただきました。
わさび漬けが良いアクセントで、醤油は半分しか使わなくて良かったです。
刺身が美味しく、いくらでもいけそうでした。きゅうりやあられやのりを加えて、食感も楽しめました。
海鮮たっぷりでめっちゃ満足!お茶漬けで味変できて楽しい!
盛り付けが綺麗でした。とびっこがキラキラでかわいい!
見栄えが鮮やかで食べる前からワクワクしました。
どんぶりとお茶漬け、2度楽しめるお得感も加わり、満足感最強です。
卵焼きの甘さも丁度よく、全体的にバランスが整っていて、美味しかったです。
お出汁を入れると、全く別物になるので驚きです。
言うまでもなく、とても美味しかったです。
ご飯の量が多くても、出汁茶漬けにすれば、さらさらっと食べれました。
刺身が厚かったので、食べ応えがありました。
副菜も丁度良かったです。
和物やこんにゃくの金平風も美味しかったです。
コーヒーゼリーは、丁度良い甘さで生クリームとよく合っていました。
生クリームが甘くて丁度いい感じでした。
やわらかくて美味しかったです。後味にバッチリでした。
コーヒーの味が、薄かったです。もう少し硬さがあると、さらに良いかも。
3分間スピーチ(要旨)「『ベルばら』と私」田坂看護師
皆さんは「ベルサイユのばら」通称「ベルばら」をご存知でしょうか?革命期のフランスで懸命に生きる人々の、愛と人生を鮮やかに描いた人気少女漫画。連載中から熱狂的なファンを生み出して、宝塚歌劇団による舞台化やTVアニメ化等されてきました。私が「ベルばら」にはまったきっかけはTVアニメです。小学5,6年生の時でした。漫画は読んでいなかったので、初めて見た時オスカルは男性かと思っていました。彼女が実は女性だと教えてくれたのは意外にも亡き父親でした。彼の「ベルばら」についての知識がどの程度だったのかは未だに謎です。水曜日の19時半から30分の放送でしたが、野球中継が裏番組である時には絶対に見せて貰えなかったので、毎週水曜は学校で雨が降るのをひたすら祈る健気な少女時代でした。
その後少ないお小遣いから漫画本を買い、それは嫁入り道具として実家から持ち出して手元にあります。結婚して子育て中は暫く忘れていたのですが、私の中でのブームが度々やってきます。ある時はフランス革命から何百年とかで宝塚で「ベルばら」が演目され、当時の職場の方々と観に行きました。その後もマリー・アントワネットの生誕何百年とか等色々な場面で、ブームが復活してはその度に漫画を読み直してきました。
そんな「ベルばら」が2025年新春、1972年の週刊マーガレット連載開始から50年の時を経て、完全新作として劇場アニメ化されました。物語の軸となるのは、将軍家の跡取り息子として育てられた男装の麗人オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェと、隣国オーストリアから嫁いできた純真無垢な王妃マリー・アントワネットの生き様です。栄華を誇る18世紀後半のフランス・ベルサイユで出会い、時代に翻弄されながらもそれぞれの運命を美しく生きる2人の姿が描かれています。
映画公開前のイベントやグッズ販売等もありましたが、私が興味を引かれたのが全国初「ベルサイユのばらデザインマンホール蓋」です。千葉県柏市の市制施行70周年を記念して製作されました。「ベルバラ」と柏市のご縁は、作者の池田理代子先生が柏市在住の時代に「ベルばら」が描かれたとの事。24歳の時だったそうです。池田先生はお父様の転勤で中学1年生の時に柏市に引っ越してきて20数年を過ごされたそうです。そのマンホール蓋を、昨年末にあちら方面に行く用事があったのでついでに寄って写真撮影してきました。4/25からマンホール蓋のマンホールカードが柏市観光案内所で無料配布されているらしいのですが、今回は行く機会もなく断念しました。
そしていよいよ1/31に映画が公開されました。たまたま2/1に有給を取らせて頂いていて早速観に行きました。その後も来場者特典目当てに計4回観に行ってしまいました。原作の漫画に忠実な内容でした。TVアニメでは全40話、漫画本では10巻という長いストーリーが2時間に見事収まっていました。綾香の主題歌「Versailles」も映画のイメージに沿っていて、エンドロールで流れた時には感極まって涙が出ました。パンフレットは勿論の事、グッズも沢山買ってしまいました。映画の舞台挨拶で池田先生が「自分の信念に忠実に生きるという風に思った事が、少しも変わっていない事に自分なりに感動しています」とおっしゃっていて思わず胸が熱くなりました。パンフレットに湊かなえさんのコメントが掲載されていて、大いに共感するところがありました。湊かなえさんも言われていましたが、また年齢を重ねると見方が変わるのかな?そういった変化も楽しみつつ、これからも「ベルばら押し」、「オスカル押し」続けていきます。オスカルの自分の信念を貫く姿勢、潔い良い生き方に感銘しています。なかなかそうゆう風には生きられませんが・・・。
ちなみに現在Netflixで映画が配信中です。有料サイトなので是非どうぞとも言えませんが、良かったらご覧になってみて下さい。